田原町駅 (福井県)
田原町駅(たわらまちえき)は、福井県福井市田原一丁目にある、えちぜん鉄道・福井鉄道の駅。駅番号はえちぜん鉄道がE26、福井鉄道がF24。 えちぜん鉄道三国芦原線と福井鉄道福武線が乗り入れており、このうち福武線は当駅を終点とする。 歴史
駅構造単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅である[7]。 えちぜん鉄道の駅は終日有人駅である。福井鉄道の駅はかつて無人駅であったが、えちぜん鉄道との相互直通運転開始を機に有人駅となった。 旧駅舎は1950年に建てられた木造平屋建てで、一つの駅舎を福井鉄道とえちぜん鉄道で共有していた。ホームは島式ホーム1面2線であり、両社が1線ずつ使用していた。2014年2月に駅舎のおよそ3分の2を解体。残る部分も同年12月に解体された[9]。なお新駅舎は、2015年3月に完成している。 のりば
相互乗り入れ1950年(昭和25年)11月27日の福井鉄道福武線・市内線の田原町駅までの延伸開業に際し、同年6月1日からの福武線田原町駅建設に伴う資材輸送を京福電気鉄道福井支社が担当し、田原町駅付近の西別院方から分岐する特殊専用側線が三国芦原線沿いに敷設され、同年7月14日には西福井方より分岐する特殊専用線が福武線田原町駅付近に敷設され架線が張られ資材輸送の貨物列車の乗り入れが行われていたが[10]、駅完成以降は西福井方の連絡線は撤去され[10]、その特殊専用線は福武線田原町駅の発着線に転用された(『京福電気鉄道 88年回顧録 越前線写真帖』より)。福井鉄道福武線・京福電鉄三国芦原線は福武線田原町駅の建設の経緯から電化方式等も共通しているが旅客列車による相互乗り入れを行うことはなかった[10]。 えちぜん鉄道以降は福井県を中心に田原町駅での福井鉄道福武線・えちぜん鉄道三国芦原線の相互乗り入れについて検討がなされ、事業検討会議[11]を重ね、2013年度から設計などの開始[4]、2015年度から運行開始を目指すことに合意、2016年3月27日より開始することを発表、同日に運用を開始した[6]。 利用状況
駅周辺周辺は福井大学や北陸中学校・高等学校、福井県立藤島高等学校などの学校施設が多いため、朝夕は学生・生徒たちで賑わう。 このほか、南側には会議施設のフェニックス・プラザ(市営)や市営体育館、北側には福井市立図書館や福井県立美術館がある。
バス路線駅東には京福バスの停留所が置かれているが、すまいるバス北ルート(田原・文京方面)は駅西南の田原町商店街から発車する。 長らく福井鉄道の路線バス(福鉄バス)も発着していたが、最後まで残っていた福浦線が2024年10月1日に廃止され福井市中心部への乗り入れはなくなり、同社の一般路線バスの北限は市南部のベル前駅近くの「ベル前」停留所へ代わっている。
ギャラリー
隣の駅
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia