田切駅
田切駅(たぎりえき)は、長野県上伊那郡飯島町田切にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である[1]。 歴史
駅構造単式ホーム1面1線を有する高架駅で、築堤上にある[1]。伊那市駅管理の無人駅で、駅舎は無いがホーム上に待合所がある[1]。 かつては現在よりも150mほど北側の地上にあったが、急カーブの途中にあり車掌の安全確認が困難だったため、1984年(昭和59年)6月1日に移転した[1]。旧駅には駅舎もあり、駅舎跡には記念碑が建てられている[1]。なお、旧駅のホーム上にあった保線用列車監視ヤグラが、旧ホームが撤去された現在でも残っている。
利用状況「長野県統計書」によると、1日平均乗車人員は以下の通り。
駅周辺バス路線
その他田切ネットワーク漫画『究極超人あ〜る』の1991年(平成3年)に公開されたOVAは飯田線を舞台にしており、当駅も登場している。公開直後からファンが当駅を訪問するようになったが、同時に待合室内等の落書きが多発した。 そのため1993年(平成5年)に結成された田切ネットワーク[12]により、2022年(令和4年)現在に至るまでに待合室・駅周辺の定期的な清掃活動が行われている[13]。 落書きを解消すべくノートと駅スタンプを設置したり、JR東海がイベント用に保有していたクモハ12041号電車やユーロライナーを使用した貸切列車イベントも開催され、これらの列車ではOVA作中の「電車と競争」を実際に体験することも出来た。 2012年(平成24年)からは同作にちなんで当駅 - 伊那市駅間を自転車で走行するイベントも開催されている。 また、2012年には伊那市駅開業100周年を記念したイベント(「飯田線マニアックス」[14][15]および「伊那電伊那まつり巡行」)の監修も行った。 その後、アニメのゆかりの地を訪問する「聖地巡礼」の「発祥の地」を示す碑が2018年(平成30年)7月28日に同駅に隣接する聖徳寺の駐車場に建立されている[16][17]。 現在も多くのファンが訪れて、駅待合室に置かれたノートに書込みをしている。 隣の駅※国有化以前は飯島駅 - 当駅間に伊那赤坂停留場が存在した。 脚注
参考文献関連項目外部リンク
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