用賀(ようが)は、東京都世田谷区の地名・町名である。現行行政地名は用賀一丁目から用賀四丁目。郵便番号は158-0097[2]。玉川地域に属する。
歴史
鎌倉時代初期に真言宗の瑜伽(ゆが)[注 1]・ヨーガ(ヨガ)の道場が開設されたことが地名の由来とする説がある[4][注 2]。
新編武蔵国風土記によれば、永禄・元亀年間(1558年 - 1573年)に後北条氏の家臣飯田帯刀とその息子飯田図書によって開発され[6]、真福寺もこの時期に飯田図書を開基として創建されたものであるという[5][6]。江戸時代以前は、大山街道の宿場町、真福寺の門前町として、規模の大きなものではなかったが、栄えていた。
地理
地価
住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、用賀3-26-17の地点で90万3000円/m2である[8]。
世田谷区の上用賀、桜新町、深沢、中町、上野毛、瀬田、玉川台と隣接する
地形
比較的水はけが悪い場所があり、集中豪雨時には内水氾濫により浸水被害が出ることがある[9]。
世帯数と人口
2024年(令和6年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 |
世帯数 |
人口
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用賀一丁目
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1,759世帯
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3,956人
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用賀二丁目
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2,445世帯
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4,327人
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用賀三丁目
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2,427世帯
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4,406人
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用賀四丁目
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1,885世帯
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3,054人
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計
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8,516世帯
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15,743人
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小・中学校の学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[10]。
交通
鉄道
用賀二丁目に存在
道路
用賀駅と砧公園・世田谷美術館を繋ぐ遊歩道である、用賀プロムナードがある。道に敷き詰められている瓦に百人一首が刻まれており、いらか道との愛称でも呼ばれる。遊歩道の多くは木々で覆われている。その環境の良さからドラマ撮影などに使われる。石畳に川の模様が彫ってある。
用賀に碁盤目状の道路が整備されたのは昭和10年代であり[11]、1995年(平成7年)には区道への通称名付与の一環として、そのうちのひとつに用賀七条通りという通称が付けられた[12]。その際、用賀地区の道路が碁盤目状に整備されていることに着目し、大山通りと世田谷通りの間で東西に抜ける道路に番号を付け、用賀条通りとなった。七条通りは大山通りから数えて(大山通りは含まず)北へ7番目の道路であることを意味している。[要出典]
- 一般道
- 高速道路
- この二つの道路は接続している。
バス
全て東急バスによる運行である。
用賀中町通り経由
- 用01 用賀駅 - 用賀 - 上用賀三丁目 - 覆馬場 - 農大前 - 千歳船橋 - 祖師ヶ谷大蔵駅
- 用06 用賀駅 - 用賀 - 上用賀三丁目 - 桜丘三丁目 - 三本杉 - 成育医療研究センター前 - 成城学園前駅
- 等12 等々力操車所 - 深沢不動前 - 神学院前 - 用賀一丁目 - 用賀神社 - 用賀駅 - 用賀 - 上用賀三丁目 - 桜丘三丁目 - 三本杉 - 成育医療研究センター前 - 成城学園前駅
- 渋22 用賀駅 - 用賀 - 上用賀三丁目 - 桜丘三丁目 - 農大前 - 上町 - 三軒茶屋 - 渋谷駅
- 系統番号なし 用賀駅 - 用賀 - 上用賀三丁目 - 駒大高校裏 - 桜新町駅 - 弦巻営業所 (土曜1便のみ)
- 系統番号なし 用賀駅 - 用賀 - 上用賀三丁目 - 用賀地区会館 - 用賀中学校 - 岡本三丁目 - 成育医療研究センター前 - 成城学園前駅 (土曜1便のみ)
西用賀通り経由
- 用21 用賀駅 - 上用賀遊歩道 - 用賀地区会館 - 上用賀五丁目 - 関東中央病院
- 用22 用賀駅 - 上用賀遊歩道 - 用賀地区会館 - 上用賀五丁目 - 関東中央病院 - 美術館
玉川通り経由
- 玉12 二子玉川駅 - 用賀一丁目 - 桜町高校前 - 駒沢大学駅前
- 玉12 高津営業所 - 二子玉川 - 用賀一丁目 - 桜町高校前 - 駒沢大学駅前
- 渋12 二子玉川駅 → 用賀一丁目 → 桜町高校前 → 駒沢大学駅前 → 三軒茶屋 → 渋谷駅(土曜1本のみ)
- 渋12 渋谷駅 → 三軒茶屋 → 駒沢大学駅前 → 桜町高校前 → 用賀一丁目 → 二子玉川 → 高津営業所(土曜1本のみ)
施設
- 寺社
- 河川・池沼
- 事業所等
出身・ゆかりのある人物
脚注
注釈
- ^ 梵語。仏教の修行法の一つで、ヨーガもこの修行法に由来するとされる[4]。
- ^ 真福寺の山号である「瑜伽山」に由来するとする説もあるが、この寺は道場の所在から時代を下った永禄・元亀年間(1558年 - 1573年)に創建されており、山号を瑜伽山としたのは1946年(昭和21年)のことである[5]ため、この説は俗説と考えられている[4]。
出典
関連項目