三田国際学園中学校・高等学校
三田国際学園中学校・高等学校(みたこくさいがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう、MITA International School)は、東京都世田谷区用賀二丁目にある中高一貫制の私立学校である。 概要1902年(明治35年)に、仙台藩の天文学者の一人娘・戸板関子によって戸板裁縫学校が開校された。その後、1916年に、三田高等女学校が開校され、1937年に、戸板高等女学校に改称され、1947年に、学制改革に則って、中学・高校からなる戸板中学校・戸板女子高等学校に改編した。2012年(平成24年)に、創立110周年を迎え、2015年度に、校名を三田国際学園中学校・三田国際学園高等学校に改称し、男女共学化を開始した。 学校法人戸板学園が併設型中高一貫教育を施しており、高等学校は第1学年から中学校で入学した内部進学の生徒と高等学校で入学した生徒を混合して学級を編成している[1]。東京都港区三田にある戸板女子短期大学は、同じく学校法人戸板学園が経営する系列校である[2]。 2019年9月に、ポップダンス部が第8回日本中学校ダンス部選手権で全国優勝した[3]。 2021年4月から、西オーストラリア州とのデュアルディプロマプログラム(DDP)を提供している。日本の卒業証書の要件に加え、このプログラムに参加する学生は、西オーストラリア州の上級中等教育コースに登録される。これらの要件を完了すると、西オーストラリア州の教育証明書(WACE)の取得が可能になる。オーストラリアとのDDPを提供する日本で最初の学校である。 沿革
施設
制服
交通アクセス主な出身者不祥事→詳細は「戸板中学校いじめ自殺事件」を参照
2012年12月に中学校1年生の生徒が自殺して事件となり、学校は校長名で弔意と謝意とともに、調査委員会による解明と今後の取り組み[4]を表明した。 「なりすまし書籍」「学園長」の「大橋清貫」名義で2019年9月にAmazonで電子書籍『LGBT: ~言論を破壊するものたち~』が発売され、問題になって報道された[5][6]。J-CASTとTBSの報道では著者の名前や学園名は伏せられた[5][6]。大橋清貫が代表理事を務める一般財団法人新時代教育研究所によれば、「なりすまし書籍」は大橋清貫の著作物ではなく、東京地方裁判所への提訴を経てAmazon社から発信者情報の開示を受け、発信者・著作者の「なりすまし」については当局の捜査にゆだねているとのことである[7]。 脚注
関連項目外部リンク |
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