渋谷ソラスタ
渋谷ソラスタ(しぶやソラスタ、SHIBUYA SOLASTA)は、渋谷区道玄坂のオフィスビル。東急不動産が複数の地権者とともに設立した一般社団法人道玄坂121を中心として、当時の本社ビル「新南平台東急ビル」およびその周辺の刷新プロジェクト「南平台プロジェクト」を立案し、2016年6月より着工、2019年3月29日に竣工した[1][2]。 概要渋谷ソラスタはJR渋谷駅の西側に位置し、国道246号沿いに面した地上21階、地下1階、高さ107メートル、賃貸面積8,400坪の高層ビルで、東急不動産および東急不動産ホールディングスの本社ビルとして建てられた[6]。関連会社である東急コミュニティー、東急ハンズも一部部門が当該ビルに機能移転している[6]。19階には丸亀製麺などを運営する株式会社トリドールホールディングスの本社がある[7]。IoTを活かしたオフィス作りを特徴としており、トイレの混雑状況の可視化、PCやスマートフォンからのオフィス空調の制御、従業員の位置情報のリアルタイム表示、共用ワークスペースの利用状況の連携、ビル来訪者受付予約システム、温度や湿度、周辺降雨情報の提供などのさまざまな情報サービスが提供されている[2]。 また、環境への取り組みとしてCASBEE(建築環境総合性能評価システム)にてSランクを取得、日本政策投資銀行によるDBJ Green Building認証における5つ星取得、ABINC認証(いきもの共生事業所認証)といった評価を獲得している[2]。そのほか、江⼾のみどり登録緑地に登録を行い[2][5]、業務効率化、生産性の向上、コミュニケーションの活性化を目的とした植栽活用「Green Work Style」を推進している[4]。 渋谷ソラスタの名称は空(SOLA)、太陽(SOLAR)、ステージ(STAGE)を掛け合わせた造語で、「晴れやかな空の下で多彩なワーカーが活躍する舞台となってほしい」という意味を込めて命名したとしている[8]。 →詳細は「渋谷再開発」を参照
植栽推進渋谷ソラスタは東京都環境局が推進する江⼾のみどり登録緑地(東京在来種を積極的に植栽し、生物多様性保全に取り組んでいる緑地に対して東京都が公表・登録する制度)の優良緑地として2019年3月に登録された[5]。敷地面積4,128㎡に対して緑地面積が928㎡を占めている[5]。 21階スカイテラスやメインエントランス、各階バルコニーなどを中心としてシラカシ、アラカシ、ウラジロガシ、カツラ、コハウチワカエデ、ヤマザクラ、ユキヤナギ、ヤマブキ、ガマズミ、マユミ、ムラサキシキブ、アセビといった17種の樹木が植栽されている[5]。 脚注
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