沼久保駅
沼久保駅(ぬまくぼえき)は、静岡県富士宮市沼久保にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線の駅である。 天候が良いと、ホームからは富士山が良く見える。 歴史
駅構造単式ホーム1面1線を有する地上駅。線路はほぼ南北に走りホームはその西側に設けられている。富士宮駅管理の無人駅で、駅舎は無くホーム上に木造待合所があるのみ。ホーム芝川方端は階段を通って外に出る。 ホームを出ると道が二股に分かれ、右の道は舗装もされていない山道であるが、左へ行くと沼久保踏切で線路を渡って県道に出ることが出来る。
利用状況「静岡県統計年鑑」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は6人である[3]。身延線の静岡県内にある駅では最も少ない。 1993年度(平成5年度)以降の推移は以下の通り。なお、2001年度(平成13年度)- 2009年度(平成21年度)の統計は非公表である。
駅周辺県道と身延線の線路は集落よりも高い位置を走っており、沼久保駅は高い築堤の上に設けられている。築堤の斜面や駅前にはJR東海の職員によって椿の木が植えられ、「沼久保椿寿園」と名付けられている。 集落へは県道に出る直前で左側に分かれる小さな道を下り、トンネルで県道をくぐると出ることが出来る。県道沿いには殆ど人家がないが隠れた位置に集落がある。 駅の南東1キロメートル程の場所では富士川には蓬莱橋がかかっている。対岸は富士市であり、人家が多い。 当駅からは富士山が良く見える。高浜虚子が当駅に降りた際、美しい富士山を見て「とある停車場富士の裾野で竹の秋/ぬま久保で降りる子連れ花の姥」という歌を詠んだと言う。駅前には高浜虚子の他、堤俳一佳の歌碑が建てられている。 バス路線県道沿いに宮バスの「沼久保」停留所がある。宮バス運行事業者は信興バスである。
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