入山瀬駅(いりやませえき)は、静岡県富士市鷹岡本町にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線の駅である。駅番号はCC03。
概要
入山瀬駅は富士市の鷹岡地区(旧・鷹岡町)に位置し、1日当たり約700人の乗車客がある有人駅である。普通列車のみの停車駅であり、身延線で運行される特急「ふじかわ」は通過する。
1913年(大正2年)の開設当初は私鉄富士身延鉄道が運営していた。その後同鉄道の国有化を経て、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化によりJR東海に移管された。
歴史
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅である。ホーム南側が1番線、北側が2番線であり、1番線を下り列車、2番線を上り列車が使用している。
木造平屋建ての駅舎は構内南側にあり、内部には自動券売機やJR全線きっぷうりばがある。ホームと駅舎間の移動用に、ホーム竪堀側の端から駅舎まで屋根の無い跨線橋が設置されている。JR東海交通事業の係員が業務を行う業務委託駅であるが、日中のみの係員配置であり夜間は無人駅となっている。駅の管理は管理駅の富士宮駅が担当している[5]。
かつては当駅でも貨物取扱を行っていたが、1972年(昭和47年)に廃止されている。「昭和45年版専用線一覧表」[6]によれば、富士加工製紙(王子特殊紙の前身)や鉄工所の専用線が駅に接続していた。
のりば
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改札口(2022年9月)
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ホーム(2022年9月)
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跨線橋(2022年9月)
利用状況
「富士市統計書」「静岡県統計年鑑」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は798人である[7][8]。
1993年度(平成5年度)以降の推移は以下の通り。
乗車人員推移
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年度
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1日平均 乗車人員
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出典
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1993年(平成05年)
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1,108
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[8]
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1994年(平成06年)
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1,068
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1995年(平成07年)
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1,001
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1996年(平成08年)
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955
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1997年(平成09年)
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884
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1998年(平成10年)
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847
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1999年(平成11年)
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816
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2000年(平成12年)
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788
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2001年(平成13年)
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762
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2002年(平成14年)
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767
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2003年(平成15年)
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786
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2004年(平成16年)
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735
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2005年(平成17年)
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714
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2006年(平成18年)
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754
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2007年(平成19年)
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727
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2008年(平成20年)
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695
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2009年(平成21年)
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691
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2010年(平成22年)
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655
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2011年(平成23年)
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619
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2012年(平成24年)
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636
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2013年(平成25年)
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707
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2014年(平成26年)
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750
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2015年(平成27年)
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786
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[9][8]
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2016年(平成28年)
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831
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2017年(平成29年)
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925
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[7][8]
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2018年(平成30年)
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941
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2019年(令和元年)
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964
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2020年(令和02年)
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767
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2021年(令和03年)
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798
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駅周辺
駅前には駅前広場が整備されている。駅周辺には、王子製紙グループ王子特殊紙等の製紙工場が多数ある。
駅南側に隣接する入山瀬公園にはD51形蒸気機関車(D51 943)が静態保存されているほか、オハ35形客車(オハ35 441)が内部を改装され富士市立図書館の「でごいち文庫」として使用されている。
バス路線
「鷹岡保育園入口」停留所にて、富士急静岡バスが運行する路線バスが発着する。
隣の駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 身延線
- 竪堀駅 (CC02) - 入山瀬駅 (CC03) - 富士根駅 (CC04)
脚注
注釈
- ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。
出典
関連項目
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