河内カルメン『河内カルメン』(かわちカルメン)は、今東光の小説。1964年から翌年にかけて『週刊アサヒ芸能』に連載され、1966年にはそれを原作とした映画が制作された。 本項では、テレビドラマについても記述する。 ストーリー河内の美しい娘露子は、母が不動院の良巌坊と不貞しているのを知り、大阪へ飛び出してキャバレー「ダダ」に勤め、知り合った勘造という中年男と同棲する。しかし鹿島洋子という金持ちの目にとまりファッションモデルになろうとする。高野誠二という男は、あのマダムは同性愛だと言い、露子は迫られて逃げ出す。幼馴染で初恋の人・彰と再会するが、彰は生駒山中で温泉を掘りだす野心にとりつかれ、斎藤長兵衛という金持ちに資金を出させ、露子とのセックスシーンを映画に撮影させる。だが長兵衛は香港へ行く途中の飛行機が落ちて死ぬ。実家へ帰った露子は、妹の仙子が今度は不動院と関係していることを知り、不動院と一緒に山へ登り、不動院は滝へ転落して死んでしまう。 映画版
キャスト
同時上映
テレビドラマ
テレビドラマは1965年10月5日から1966年3月29日までよみうりテレビ制作・日本テレビ系列で放送された。放送時間は毎週火曜22:30 - 23:00(JST)。ナショナル魔法瓶工業の単独提供だが、YTV制作のエヴェレストヂャー単独提供番組は、1964年3月 - 10月放送の『(爆笑!)あらあら旅館』(火曜19:30 - 20:00)以来1年ぶり。 キャストスタッフ
その後のYTVエヴェレストヂャー提供枠
その他
原作
※『11PM』はそれまで23:00 - 0:00枠で放送されていたが、1966年4月より開始時刻を15分繰り上げ、月曜日 - 木曜日は23:00 - 23:10に『きょうの出来事』、23:10 - 23:15に『スポーツニュース』(双方とも1時間繰り下げ)を内包した。しかしわずか半年で『11PM』は23:15開始に変更し、『きょうの出来事』『スポーツニュース』は放送枠不変のまま独立した。(参考:日本テレビ社史「大衆とともに25年・沿革史」465 - 469頁) 外部リンク |
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