横芝駅
横芝駅(よこしばえき)は、千葉県山武郡横芝光町横芝にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)総武本線の駅である[1]。 歴史総武本線開通当初は松尾駅は開設されておらず、銚子方面へは成東駅の次が当駅であった。開業当初は蒸気機関車の給水駅としての役割も担い、停車時間も長く設定されていた[2]。 年表
駅構造駅舎に接して単式ホーム1面1線、北側に島式ホーム1面2線と、合計2面3線を有する地上駅である。ホームは嵩上げされていない。線路はほぼ南西から北東に走り、駅舎は線路の南東側に設けられている。当駅は側線を1本有している。これは駅舎側の単式ホームが松尾方で切り欠かれ、ここに1番線の線路から分岐した側線が入っているものである。2つのホームは駅舎飯倉方にある屋根無し跨線橋で結ばれており、島式ホーム中程に待合所が設置されている。跨線橋にはエレベーターが併設されバリアフリー化されている[8]。 駅舎は1998年(平成10年)に屋根の葺き替えや壁面の塗装等が行われ改装されてはいるが、1897年(明治30年)6月1日の総武鉄道本所 - 銚子間全通時の建物が今も使われており、木造平屋建で入母屋造の屋根が特徴である(2024年現在千葉県内最古の駅舎)[1][8][9]。内部には待合所や多機能券売機などがあり、簡易Suica改札機が設置されている。 2005年(平成17年)に業務委託駅になり[1]、成田統括センター(成東駅)が管理、JR東日本ステーションサービスが受託している。有人の出札窓口(みどりの窓口)は2006年(平成18年)に閉鎖され、代わって「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されたが、2012年(平成24年)3月8日限りで廃止され、翌3月9日の初電時刻からは指定席券売機に置き換えられた。しかし、2016年(平成28年)2月15日限りで指定席券売機営業も終了した。ただし、当駅に停車する特急しおさいの専用特急券(座席未指定)を発売する予定である[10]。 かつては改札外に売店が設置されていたが、2000年代初頭に閉鎖され、現在は自動販売機(飲料水、菓子類、新聞)のみが設置されている。また、かつては駅構内からもトイレを利用できたのだが、2024年6月現在では駅構内からのルートは壁が塗り固められており入れなくなってしまっているため、当駅を利用する際には注意が必要である。 のりば駅舎(南東に位置する)側を1番線として、以下のようになる。
(出典:JR東日本:駅構内図)
利用状況2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は1,147人である[JR 1]。 JR東日本および千葉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
駅周辺2006年(平成18年)の合併までは旧・横芝町の中心駅であったが、栗山川の対岸の旧・光町には駅がなく、横芝町との合併前からこの駅を玄関口としていた。横芝光町役場(旧・光町役場)は駅の北東約1.5 kmの場所にある。かつては駅の南西約1.2 kmの線路沿いに横芝光町横芝行政センター(旧・横芝町役場)があったが、横芝光町役場に統合された。 駅前には大型バス乗降場、タクシープール及びタクシー乗降場、身体障害者の乗降場を確保している。駅前広場をはさんだ南側に横芝駅前情報交流館「ヨリドコロ」があり[13][9]、東隣にはキスアンドライド待機場(自動車等での送迎待機所)が整備され、西隣にはパークアンドライド用の駐車場がある[8]。国道126号、千葉県道78号横芝上堺線、千葉県道108号横芝停車場白浜線沿いには大型ショッピングセンターや商業施設、飲食店(チェーンストア)などが林立する。
バス路線「横芝駅」停留所より、横芝光町循環バスの路線が発着する。そのほか、JR横芝駅~東陽病院~ピアシティ横芝光を結ぶ自動運転バスの通年運行を開始した[14]。 その他
隣の駅※特急「しおさい」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。 脚注出典
利用状況に関する資料
関連項目外部リンク
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