森翔平
森 翔平(もり しょうへい、1998年1月1日 - )は、鳥取県鳥取市出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。広島東洋カープ所属。 経歴プロ入り前![]() 鳥取市立青谷小学校1年生の時に軟式野球を始め、鳥取市立青谷中学校では硬式野球のクラブチームである鳥取クラウンボーイズでプレーした。 鳥取県立鳥取商業高等学校に進学し、1年時から一塁手のレギュラーに定着。投手も兼任した。3年春の鳥取県大会で優勝し、中国大会に出場。創志学園との1回戦で髙田萌生と投げ合ったが敗れた[2]。同年夏の鳥取大会は準々決勝で鳥取西に敗れ敗退[3][4]。3年間で甲子園出場はなかった[2]。 関西大学に進学し、以降は投手に専念した。3年春からベンチ入りし、4年秋は先発の一角としてチームの第50回明治神宮野球大会準優勝に貢献。同大学OBの山口高志からも「全部の球種でコントロールが良い。体が強くなれば期待が持てる。」と称賛された[2]。1学年下に高野脩汰、2学年下に野口智哉がいる。 卒業後は三菱重工神戸・高砂(体制変更に伴い2021年1月より三菱重工Westに改称)へ入社。1年目からNTT西日本の補強選手として都市対抗野球大会に出場した[5]。2年目の2021年には社会人野球日本選手権大会に出場し、JR四国との1回戦に先発登板したが、チームはサヨナラ負けを喫し初戦敗退した[6]。その後、9月27日の都市対抗野球大会近畿第3代表決定戦に先発登板し、パナソニックを相手に3安打完封勝利で本戦出場を決めた[7]。 同年のドラフト会議で、広島東洋カープから2位指名を受け[8]、12月7日に契約金7500万円、年俸1200万円で仮契約を結んだ(金額は推定)[9]。背番号は16[10]。三菱重工Westの2枚看板であった八木彬も千葉ロッテマリーンズから5位指名され入団した[11][12]。 広島時代2022年は、オープン戦で結果を残せず開幕から二軍での調整が続いていたが、6月7日に一軍に初昇格[13]。6月12日の埼玉西武ライオンズ戦(ベルーナドーム)で3番手としてプロ初登板し、2回を投げ1失点[14]。一軍では中継ぎ登板を重ねた後、9月7日の中日ドラゴンズ戦(バンテリンドーム)でプロ初先発し、5回1失点でプロ初勝利を挙げた[15]。一軍では8試合に登板し、1勝0敗1ホールド、防御率1.89、二軍では主に先発で13試合登板し、4勝3敗、防御率2.75という成績を残し、ウエスタン・リーグの優秀選手賞を受賞した[16]。また、広島の二軍戦を中継するちゅピCOMが主催する「ちゅピCOM若ゴイ大賞」の年間大賞にも選出されている[17]。オフに、200万円増となる推定年俸1400万円で契約を更改した[18]。 2023年は開幕二軍スタートとなった[19]。6月17日に一軍に昇格した[20]が、3番手として登板した翌日の西武戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)では外崎修汰に本塁打を打たれるなど、2/3回を投げて2失点の内容だった[21]。6月25日の読売ジャイアンツ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)に同年初先発をし、5回2失点でプロ2勝目となる同年初勝利を挙げた[19]。7月9日の中日戦(バンテリンドーム ナゴヤ)では涌井秀章からプロ入り後初安打を打って[22]西川龍馬の先制3点本塁打に繋げ[23]、投げても5回を福田永将のソロ本塁打の1点に抑えて、2勝目を挙げた[22]。最終的に12試合に登板し、4勝2敗、防御率4.53を記録[24]。11月15日、400万円増となる推定年俸1800万円で契約を更改した[25] 2024年は、春先に投球フォームを崩し結果を出せず、前年同様二軍スタートとなった[26]。その後復調し8月9日に一軍昇格、同日の対阪神戦(京セラドーム)にシーズン初先発。5回3安打1失点(自責0)の好投を見せ、打線の援護にも恵まれ約1年ぶりに勝利投手となった[26]。9月14日の対阪神戦(甲子園球場)では6回を3安打無失点に抑えるも後続が同点を許し[27]、9月23日の対中日戦(バンテリンドーム)では8回5安打1失点でプロ初完投を記録するも、打線の援護が無く敗戦投手となるなど[28]、シーズン終盤にも好投を見せたが勝ちに繋がらなかった。シーズン通算成績は5登板(5先発)、1勝3敗、防御率2.70。10月29日に200万増の推定年俸2000万円で契約更改した[29]。 選手としての特徴・人物直球と変化球を自在に操り、緩急をつけた投球が持ち味の左腕[30]。直球はプロ入り後に最速154km/hを記録[31]。変化球はカットボールを最大の武器とし[32]、その他カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークを投げる[33]。 鳥取商業高校野球部出身の選手では初めて、NPBのドラフト会議で指名を受けた[36]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
脚注出典
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia