本鵠沼駅(ほんくげぬまえき)は、神奈川県藤沢市本鵠沼二丁目にある、小田急電鉄江ノ島線の駅である。駅番号はOE 14。
歴史
年表
駅名の由来
江ノ島電鉄線に「鵠沼駅」があったことから、「本鵠沼」と名付けられた。旧来の「本村」と呼ばれる集落に隣接するためで、「本厚木駅」と同じ発想である。開設準備段階では「鵠沼本町駅」と言う案もあったとされる。その駅名を記した1928年(昭和3年)の道標が2箇所に残っている。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。上下ホームそれぞれに改札口が設置されている他、両ホームを連絡する跨線橋が設置されている。ホーム有効長は6両分である。
2004年(平成17年)5月、下りホームに簡易出入口が新設され、同年11月、有料駐輪場が開設された。下りホームは下車客の割合が圧倒的に多いため、簡易出入口に駅員は配置されておらず、自動券売機も1台のみの設置となっている。また、2007年(平成19年)3月31日、駅に隣接する本鵠沼1号踏切が拡幅され、歩道が確保されたことで、簡易出入口下車客の安全性が増した。時間帯により駅係員無配置となる。駅係員の配置時間は公式サイト「各駅のご案内 本鵠沼駅」を参照。
2012年度(平成24年度)設備投資計画において行先案内表示器新設が盛り込まれた[4]。
急行の停車駅ではあったが、2004年(平成16年)12月のダイヤ改正で平日ダイヤでは当駅へ停車する急行が減少し[注釈 1]、2018年(平成30年)3月17日ダイヤ改正に伴い、急行停車駅から除外された。尚、現在は片瀬江ノ島発着の急行自体早朝の上り1本しか設定が無い。
のりば
利用状況
2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は12,463人である[小田急 1]。小田急線全70駅中59位で、江ノ島線内では最も少ない。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度別1日平均乗降・乗車人員[* 1]
年度
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1日平均 乗降人員[* 2]
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1日平均 乗車人員[* 3]
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出典
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1995年(平成07年)
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5,580
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[神奈川県統計 1]
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1998年(平成10年)
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5,425
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[神奈川県統計 2]
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1999年(平成11年)
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[小田急 2]10,311
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5,190
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[神奈川県統計 3]
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2000年(平成12年)
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[小田急 3]10,229
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5,154
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[神奈川県統計 3]
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2001年(平成13年)
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[小田急 4]10,150
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5,148
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[神奈川県統計 4]
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2002年(平成14年)
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[小田急 5]9,950
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5,029
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[神奈川県統計 5]
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2003年(平成15年)
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[小田急 6]9,861
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5,015
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[神奈川県統計 6]
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2004年(平成16年)
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[小田急 7]11,235
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5,102
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[神奈川県統計 7]
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2005年(平成17年)
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[小田急 8]11,398
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5,204
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[神奈川県統計 8]
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2006年(平成18年)
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[小田急 9]11,562
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5,285
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[神奈川県統計 9]
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2007年(平成19年)
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[小田急 10]11,716
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5,448
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[神奈川県統計 10]
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2008年(平成20年)
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[小田急 11]11,691
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5,494
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[神奈川県統計 11]
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2009年(平成21年)
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[小田急 12]11,808
|
5,580
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[神奈川県統計 12]
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2010年(平成22年)
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[小田急 13]11,733
|
5,593
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[神奈川県統計 13]
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2011年(平成23年)
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[小田急 14]11,629
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5,567
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[神奈川県統計 14]
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2012年(平成24年)
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[小田急 15]11,982
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5,716
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[神奈川県統計 15]
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2013年(平成25年)
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[小田急 16]12,430
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5,913
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[神奈川県統計 16]
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2014年(平成26年)
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[小田急 17]12,218
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5,913
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[神奈川県統計 17]
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2015年(平成27年)
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[小田急 18]12,690
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6,161
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[神奈川県統計 18]
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2016年(平成28年)
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[小田急 19]13,235
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6,446
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[神奈川県統計 19]
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2017年(平成29年)
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[小田急 20]13,632
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6,651
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[神奈川県統計 20]
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2018年(平成30年)
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[小田急 21]13,892
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6,798
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[神奈川県統計 21]
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2019年(令和元年)
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[小田急 22]13,938
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6,825
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[神奈川県統計 22]
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2020年(令和02年)
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[小田急 23]10,766
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5,303
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[神奈川県統計 23]
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2021年(令和03年)
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[小田急 24]11,432
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5,619
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[神奈川県統計 24]
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2022年(令和04年)
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[小田急 25]12,054
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2023年(令和05年)
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[小田急 1]12,463
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駅周辺
バス路線
駅前にバス停留所はない。最寄は東口が「上岡」、西口が「原」及び「鵠沼小学校」だが、いずれも500m程の距離がある。
- 上岡
- 原
- 江ノ電バス
- F9:藤沢駅北口行(鵠沼小学校経由) / 鵠沼車庫行
- 鵠沼小学校
- 北方向
- 南方向
- 江ノ電バス
- 神奈川中央交通東
- 藤04:辻堂団地行
- 藤06:辻堂駅南口行 ※平日のみ
※1940年代より暫くの間、藤沢駅 - 辻堂駅間を当駅経由で結ぶ江ノ電バス(一時期は神奈川中央交通)路線があった。
隣の駅
- 小田急電鉄
- 江ノ島線
- ■急行(早朝上りのみ)
- 通過
- ■各駅停車
- 藤沢駅 (OE 13) - 本鵠沼駅 (OE 14) - 鵠沼海岸駅 (OE 15)
脚注
注釈
- ^ 本駅ホーム長問題に加え、藤沢・片瀬江ノ島両駅の構造上、藤沢駅 - 片瀬江ノ島駅間は10両編成列車を頻繁に走らせることが困難なため、2003年(平成15年)3月ダイヤ改正で江ノ島線急行の大半が10両編成の「湘南急行」(後の快速急行)へ置換わった際、藤沢折返しとされたため、この区間を走る急行が1時間に1往復程度(江ノ島線内のみで6両編成)まで減少、さらに2004年12月ダイヤ改正で平日の線内急行が新宿まで延長され10両化された際に殆どが藤沢折返しとされて、さらに激減した。その上、2008年3月15日に原則として新宿発着便はすべて10両編成での運転となったため、新宿発着列車の停車は消滅した。
出典
- 小田急電鉄の1日平均利用客数
- 小田急電鉄の統計データ
- 神奈川県県勢要覧
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
本鵠沼駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク