旭出

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旭出
名古屋市立緑高等学校
名古屋市立緑高等学校
旭出の位置(愛知県内)
旭出
旭出
旭出の位置
旭出の位置(名古屋市内)
旭出
旭出
旭出 (名古屋市)
北緯35度5分12.08秒 東経136度58分4.08秒 / 北緯35.0866889度 東経136.9678000度 / 35.0866889; 136.9678000
日本の旗 日本
都道府県 愛知県
市町村 名古屋市
緑区
面積
 • 合計 0.27742321 km2
人口
2019年(平成31年)3月1日現在)[2]
 • 合計 2,051人
 • 密度 7,400人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
458-0031[3]
市外局番 052 (名古屋MA)[4]
ナンバープレート 名古屋

旭出(あさひで)は、愛知県名古屋市緑区の町名。現行行政地名は旭出一丁目から旭出三丁目。住居表示未実施[5]

地理

名古屋市緑区の中央部に位置し、東に滝ノ水、西と南西に潮見が丘、南東に大形山、北に鹿山、北東に万場山と接する。

歴史

町名の由来

鳴海町小字名に由来する[6]。古くは「朝日出」とも書かれており、江戸時代から表記は混用されていた[6]。字名は1560年永禄3年)の桶狭間の戦いの際、織田信長が当地で朝日を眺めて勝ち戦の前兆を喜んだのだとの故事に因んだという説があるほか[6]、朝日の出る方角に名付けられたもので古代から伝わる地名との説もある[7]

近代までの沿革

当地周辺には考古学上の出土品が多く地形的にも古代人の好適地であることから、古代の鳴海地区の中心的な集落であったとの説がある[7]

当地には旭出川と呼ばれる川が流れており、上流から「上旭出」「中旭出」「下旭出」と分かれていた[6]1839年天保10年)に一部で旭出川に沿って耕地が成されたが、依然として多くが山であったという[6][7]

行政区画としては明治以降、愛知郡鳴海町の一部に属し、1963年昭和38年)に名古屋市に編入され緑区鳴海町の一部となった。戦後宅地開発が進み、1972年(昭和47年)に名古屋市緑図書館が、1974年(昭和49年)には名古屋市立旭出小学校が開設されるなど住宅地として著しく発展した[6][8]

行政区画の沿革

  • 1986年(昭和61年)- 緑区鳴海町の一部より旭出一~三丁目が成立[6]

世帯数と人口

2019年(平成31年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

丁目 世帯数 人口
旭出一丁目 234世帯 610人
旭出二丁目 467世帯 1,184人
旭出三丁目 107世帯 257人
808世帯 2,051人

人口の変遷

国勢調査による人口の推移

1995年(平成7年) 1,511人 [9]
2000年(平成12年) 1,637人 [10]
2005年(平成17年) 2,108人 [11]
2010年(平成22年) 2,095人 [12]
2015年(平成27年) 1,980人 [13]

学区

市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[14]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[15]。なお、小学校は学校選択制度を導入しておらず、番毎で各学校に指定されている。

丁目 小学校 中学校 高等学校
旭出一丁目 名古屋市立旭出小学校 名古屋市立滝ノ水中学校 尾張学区
旭出二丁目
旭出三丁目 名古屋市立旭出小学校
名古屋市立滝ノ水小学校

施設

地図
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Maps: terms of use
300 m
4
3
2
1
略地図
1
名古屋市立緑高等学校
2
名古屋市緑図書館
3
名古屋市立旭出小学校
4
上朝日出公園

その他

日本郵便

脚注

注釈

出典

  1. ^ 愛知県名古屋市緑区の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年3月31日閲覧。
  2. ^ a b 町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年3月20日). 2019年3月21日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年3月17日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
  5. ^ 緑区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年3月31日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g 名古屋市計画局 1992, p. 631.
  7. ^ a b c 榊原邦彦 1984, p. 163-164.
  8. ^ 第2章 学校の紹介”. 名古屋市. 2021年6月30日閲覧。
  9. ^ 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  10. ^ 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  11. ^ 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  12. ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  13. ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  14. ^ 市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
  15. ^ 平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
  16. ^ 郵便番号簿 平成29年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年3月31日閲覧。

参考文献

  • 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。全国書誌番号:93012879 
  • 榊原邦彦 編『緑区の歴史』愛知県郷土資料刊行会、11-01。ISBN 4-87161-026-8 

関連項目

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、旭出に関するカテゴリがあります。