岐阜県美術館(ぎふけんびじゅつかん、Museum of Fine Arts,GIFU)は、岐阜県が運営している公立の美術館である。
概略
1982年(昭和57年)11月3日開館[3]。建物は中部建築賞受賞している。
岐阜県出身者やゆかりのある画家(大橋翠石、川合玉堂など)・芸術家の作品を多数収蔵する一方、オディロン・ルドンの作品「眼を閉じて」、「あずまやの下の二人の女」などを多数収蔵している。展示は常設展示と企画展示があり、企画展示については年に6回程度行われている。
庭内には幾多のモニュメントが展示してあり、鑑賞しながら散策することができる。また、ミュージアムショップでは書籍やポストカードなどの他に、地元作家の小品や雑貨も販売されている。2010年(平成22年)から展示室の増築工事が行われ、2012年(平成24年)1月にリニューアルオープンした。
第13回(2013年度)日本建築家協会25年賞受賞[4]。
大規模改修工事のため、2018年(平成30年)11月4日から休館し、2019年(令和元年)11月3日にリニューアルオープンした。
博物館法上の博物館(登録博物館)である[5]。また、岐阜県独自の岐阜県まちかど美術館・博物館に登録されている。
主な収蔵品
日本画
- 川崎小虎 - 「うどんげの花を植える女」1912年-16年
- 奥村土牛 - 「犢」1923年
- 玉舎春輝 - 「貴妃追夢」1926年
- 川合玉堂 - 「深山宿雪」1936年
- 伊東深水 - 「鏡」1947年
- 前田青邨 - 「ラ・プランセス」1957年
- 加藤栄三 - 「空」1958年
- 中川とも - 「本朝廿四孝 諏訪神社内だんまり」1973年
- 加藤東一 - 「残照の浜」1970年
- 守屋多々志 - 「砂に還る(楼蘭に想う)」1970年
- 土屋礼一 - 「道」1979年
日本の洋画
西洋画
工芸
- 「遊鶴図大皿」(銅胎有線七宝)明治中期頃
- 各務鑛三 - 「飾り皿 銘祈り」1929年
- 荒川豊蔵 - 「唐津風茶碗 銘山ノ端」1953年、「志野茶碗 銘早春」1982年
- 小山富士夫 - 「種子島茶碗 銘柴垣」1977年
- 山田喆 - 「天目釉壷 霞雨霜雪」1947年
- 塚本快示 - 「青白磁大皿」1979年
- 加藤卓男 - 「三彩花器 銘爽容」1990年
- 鈴木蔵 - 「志野茶碗」1992年
- 宗廣力三 - 「藍地縞に丸文様絣着物」1985年
- 山田光 - 「塔」1963年
彫刻
施設
本館
- 構造:鉄筋コンクリート一部鉄骨造1階建
- 床面積:7,758m2
- 所蔵品展示室(795m2)
- 企画展示室(771m2)
- 県民ギャラリー(684m2)
- 多目的ホール
別棟
沿革
交通
公共交通機関
自動車
周辺
脚注
参考文献
- 岐阜県美術館学芸部 青山訓子 有元まなか編集 『岐阜県美術館名作50選 2018年度版』 岐阜県美術館、2018年
関連項目
外部リンク
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