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香川県立 東山魁夷せとうち美術館(かがわけんりつ ひがしやまかいいせとうちびじゅつかん)は、香川県坂出市にある美術館。
概要
日本画家東山魁夷の作品のみを収蔵する個人美術館で、魁夷が塗装色の提案をした瀬戸大橋の袂、祖父の出生地である櫃石島を望む地にある。
2001年4月に東山すみ夫人より寄贈された版画作品270点余の展示公開を行う施設として構想され2003年に着工、2005年4月に開館した。地方都市にある展示室面積277m2の小さな美術館であるにもかかわらず、来館者は1ヶ月あたり平均約1万人という異例の高い水準にある。開館初年度には127,000人を数え、2011年7月22日に入場50万人を達成した。
建物の外観は魁夷の作品を象徴するグリーンに統一され、門からのアプローチは魁夷の代表作「道」をイメージした造りになっている[4]。
ここのカフェから眺める景色は四国八十八景74番「雄大な瀬戸大橋を絵画のように鑑賞」に選ばれている。
展示内容
展示品は全て東山魁夷の作品である。館蔵品の大半は石版画であるが、館の高い人気を背景に長野県信濃美術館・東山魁夷館や兵庫県立美術館などから作品を多く借り、質の高い展示を維持している。同時に肉筆画の収集も行い館蔵品の質向上を目指している。
施設
- 展示室1 - 壁面高6m
- 展示室2
- デジタル展示室
- ミュージアムショップ
- 映像ギャラリー
- ラウンジ - カフェレストラン、瀬戸内海と瀬戸大橋を望む
建築概要
- 着工 - 2003(平成15)年11月7日
- 竣工 - 2004(平成16)年11月10日
- 建築設計 - 谷口吉生
- 設備設計 - 森村設計
- 建築施工 - 竹中・坂出土建建設共同企業体
- 構造・規模 - RC造・S造、地上2階建
- 建築面積 - 717.41m2
- 延床面積 - 853.15m2
- 展示室面積 - 277.00m2(展示室1:140.00m2、展示室2:137.00m2)
利用情報
- 開館時間 - 9:00~17:00(入館16:30まで)
- 休館日 - 年末年始、月曜日(ただし、4/29~5/5、7/20~8/31の期間は無休で月曜日も開館。1月4日~4月28日、5月6日~7月19日、9月1日~12月28日の期間の月曜が休館となるが、月曜と休日が重なる場合、その後にある平日が休館日)。
- 開館時間(第5条)と休館日(第6条1項)は「香川県立東山魁夷せとうち美術館規則」で規定されている。ただし、6条2項により館長の裁量で休館日などを設定可能。そのためか、公式サイトでは夏休み対応(7月21日から)、年末年始(12/29~翌年1/3を休館日と規定されているが、27日~1日とスライド運営)、展覧会準備期間などと調整され、2012年度は年間65日の休館日を設定している。
- 所在地 - 〒762-0066 香川県坂出市沙弥島字南通224番地13
交通アクセス
- JR坂出駅から坂出市営バス 瀬居島竹浦行き、または乗合タクシーに乗車、約20分。徒歩直ぐ。
周辺情報
脚注
注釈
出典
- ^ 『大局先見 熟慮断行 真鍋県政3期12年の記録 』 真鍋県政3期12年の記録出版委員会、2018年、312頁。
参考文献
- 自治体・美術館
- 団体
- 報道
外部リンク