岐阜県立加茂高等学校
岐阜県立加茂高等学校(ぎふけんりつ かもこうとうがっこう)は、岐阜県美濃加茂市にある県立高等学校。 学校概要
沿革
学校行事体育祭毎年6月上旬の平日に午前中のみ開催される。雨天中止。加茂高校では過去、体育祭による複数名の生徒が熱中症を発症して問題となったため、これが原因で比較的涼しい時期の短時間開催としている。 競技では出身中学校ごとに東部・西部・南部・北部の4つの団に分かれて優勝を競う。そのため卒業まで所属する団は一度も変わらない。各団の人数調整のため、その年の入学生徒数が少ない出身中学校は、学年が違うと配属される団が異なる場合がある。各団のカラーは東部が緑、西部が赤、南部が青、北部が白である。 当日の団席には旗が立っているが、その旗には、東部の場合「東軍」のように「各団の方角+軍」と表記されている。当日のアナウンスでも放送担当者により各団の呼称に揺れがあり、東部の場合「東部」「東軍」「東」「緑」などと呼ばれる。
文化祭毎年9月上旬の平日に2日間開催される。1日目は昼を挟んで夕方まで開催されるが、2日目は片付けのために午前で終了となる。各クラスごとに1年生は展示、2年生はパフォーマンス、3年生はステージで発表をする。有志のダンスチームやバンドが結成される。 展示は主に各クラスの教室で行われる。ひと教室全てを使用してフォトスポット、ゲーム会場などが制作される。パフォーマンスは駐車場か武道場の中で行われる。ダンスや歌などを各クラスのテーマに沿った演出を加えて発表する。ステージは体育館で行われる。演劇などが見られる。準備期間は主に夏休みの間で、夏休み終了後の数日間は夏休み課題テストが行われるため、展示やステージのために制作した大道具は教室外に移動される。 開催中の生徒以外の立ち入りは禁止されている。これは保護者も同様である。しかしパフォーマンスは道路から見える駐車場で行われるため、地域住民がフェンス外から観覧していたこともある。 展示、パフォーマンス、ステージすべての部門において、1番素晴らしい発表を決める加茂高大賞が存在する。選定者は生徒会から委託された生徒達が、選定者であることを隠しそれぞれの発表を観覧して、選定者で話し合った上で決定される。閉会式で発表される。
加茂高祭かつて加茂高校では文化祭2日間・体育祭1日間の日程で、加茂高祭という名称で9月上旬に開催されていた。2022年時点で既にこの名称は使用されていない。 現在と違う点としては「文化祭では加茂高大賞のほかにも優秀賞や特別賞が贈られていた」「体育祭では上述の4つの団で競技優勝・応援優勝・総合優勝を争っていた」ことである。 進路状況1990年代までは、毎年、東京大学や京都大学に合わせて5~10名程度、名古屋大学等の旧帝大に30名程度、合計国公立大学に170~200名近くの合格者があった。 最近数年の国公立大学合格者数については公式サイトを参照[2]。 主な進学先は、国公立大学は岐阜大学や信州大学・金沢大学・富山大学など、私立大学では隣県の愛知県の名城大学や中京大学・南山大学など。 部活動ボート部ボート部は1960年(昭和35年)創部、主な全国大会優勝歴は、
その他、個人でのインターハイ優勝もある。自然科学部や囲碁将棋部も全国大会に出場している。 その他に陸上部、野球部、ソフトボール部、サッカー部、バスケットボール部、バレーボール部、テニス部、弓道部、剣道部、卓球部、吹奏楽部、美術部、コーラス部、書道部、演劇部、文芸・新聞部がある。 著名な卒業生文化人
スポーツ学者政治家その他
交通機関周辺の駅からかなり離れているため自転車で通学する生徒が多い。周辺はほぼ平地であるため可児市や御嵩町、川辺町からでも通学が可能である。 その他大学入試センター試験の際、可児市にある名城大学可児キャンパスではなく、遠方の岐阜市にある岐阜大学などが会場として割り当てられていた(可児市内には可児高校があるため)が、2009年(平成21年)度以降は岐阜大・名城大の2会場に分かれて受験している。 学区制撤廃前に全日制で通学可能だった区域は、特別な事情があって県教育委員会の承認を得た場合を除いて、県教委が定める可茂学区の区域および調整学区の下呂市金山町となっていた。 本校出身の北川悦吏子が脚本を担当した2018年(平成30年)上期NHK連続テレビ小説『半分、青い。』で、ヒロイン楡野鈴愛(永野芽郁)や萩尾津(佐藤健)らが通う高校の弓道場や美術室として、ロケ地に使われた。 関連項目
脚注外部リンク |
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