山口ケーブルビジョン
山口ケーブルビジョン株式会社(やまぐちケーブルビジョン、YAMAGUCHI CABLE VISION CO., LTD.)は、山口県山口市に本社がある、山口県央部をサービスエリアとする中四国最大のケーブルテレビ局である。通称はC-able(シー・エイブル)。 概要山口市及び周辺の自治体と民間企業との出資による第三セクターとして、1984年に設立された。 元々は山間部の難視聴対策を目的としているが、他県のテレビ局の電波を受信できるエリアが多い山口県にあって山口県内波以外の受信が困難である県央部の大部分での視聴対策の意味合いもある。特に(県内に系列局の無い)FNN・TXN系列の番組が通常では受信出来ないことが多い。このような事情もあって、サービスエリア内の加入率は80%を超えている。 県域地上波テレビ局(TBS系列)であるテレビ山口とは同じ山口トヨタ自動車の系列傘下。県域民放FM局であるエフエム山口とは業務提携関係にある。また読売新聞西部本社も株主の一つで関係が強い。 沿革
主な放送チャンネル地上波系列別再送信局
テレビ局
地上デジタル放送への対応総務省の要請に応じ、アナログ(デジアナ変換)サービスを2015年3月末まで実施予定[7]。2011年5月20日に総務省から発表された資料[8] によると、「デジアナ変換」を実施する予定日及び視聴可能チャンネルは「未定」と発表されたが、7月24日にNHK山口総合・教育、山口放送・テレビ山口・山口朝日放送・テレビ西日本・TVQ九州放送と自主製作番組のデジアナ変換が開始された。 アナログでは在福民放5局全ての区域外再放送を行っていたが、デジタルでは県内に系列局が存在する九州朝日放送・RKB毎日放送・福岡放送の再放送がJ:COM 下関以外開始されておらず、テレビ西日本・TVQ九州放送のみ視聴可能である。 山口ケーブルビジョンは再送信同意に係る総務大臣裁定について総務省に申請[9][10]し、総務省は2011年6月21日に当ケーブルテレビ局からの再送信同意に係る裁定申請についてはテレビ西日本以外の在福4局[11] も同意すべきとの大臣裁定が出された[12]。これについては日本民間放送連盟が広瀬道貞会長の話として「“無秩序な区域外再放送”が容認されたことは極めて遺憾」とのコメントを発表している[13]。TVQ九州放送のデジタル再送信は同年7月24日に開始された。中止した在福3局について、裁定[14][15] 当事者間で「協議を進めてきた」と宇部市長が2012年6月に議会答弁[16] した。同年9月に防府市長も同じ内容の答弁をし「引き続き当事者間の協議を見守っていきたい」との考えを示したのに対し、協議していないことを市議会議員が指摘[17] したが、再送信(放送)は始まらなかった。 ラジオ局
地域情報サービス高齢者家庭向けに「ライフチャンネルサービス」を試験実施中[18]。日本電気 (NEC) の開発した地域情報システム「テレとも」を利用するもので、テレビ電話サービス・ショッピングサービス・見守りサービスなどを行っており、一般的なビデオ・オン・デマンドとはやや異なる。 主な自社制作番組開局当初は山口市、旧小郡町の広報番組などの制作にとどまっていたが、現社屋に移転した頃から番組制作が活発となる。また、社屋移転の直前頃からCMの放送も開始した。情報番組だけでなく、ケーブルテレビでありながらバラエティや音楽番組なども制作している。日本国内にあるその他の地方ケーブルテレビ局と比べても、格段に制作率が高い。 主な番組は下記のとおり。 現在
過去
マスコットキャラクター
脚注
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