室蘭市青少年科学館
室蘭市青少年科学館(むろらんしせいしょうねんかがくかん)は、北海道室蘭市にあった北海道最初の科学館。1963年(昭和38年)4月1日開館。2021年(令和3年)3月31日閉館。2021年(令和3年)12月25日に開館したDENZAI環境科学館・室蘭市図書館へその役割を引き継いだ。 展示内容1階1階展示室にある展示品はそのほとんどが職員による手作りのものである。 例えば、ストローグライダーを製作体験できるコーナーや、浮沈子が並んだコーナーなどがある。 その他、アンモナイトなどの化石や鉱物なども多く展示されている。 2階2階展示室には宇宙、星に関する展示や音・光に関する展示がある。 プラネタリウムへの渡り廊下はこの階にある。 プラネタリウムこのプラネタリウムは、6000個の星を投影できる。また、ギリシャ神話などその日の星空に関連する事柄を職員自作のアニメーションで投影することもある。 3階3階は新日本製鐵(現日本製鉄)やJXTGエネルギー(現ENEOS)の展示スペースになっている。また、室蘭工業大学から貸出中のロボットサッカーコートもあり「室蘭工業大学学長杯争奪ロボットサッカーコンテスト」でも用いられる。 温室・中庭中庭には野草園があり、季節によって様々な野草や花が楽しめる。また全国の科学館では珍しく温室を保有している。2011年には太陽光発電パネルが設置されている。また館内で盆栽も栽培されており、これらは市内の学校などでの卒業式などに使われることもある。過去にはウサギ小屋、蒸気機関車(D51 560「白鳥号」)が設置されていた。 沿革
講座科学クラブ開館当初から開講されている、小学4年生から6年生を対象とした科学やもの作りの楽しさを伝えるクラブである。 4年生はアイスキャンディー作り・たたき染め・熱気球作りなど、5年生は葉脈標本作り・人工カミナリ・CADでブーメラン設計など、6年生はドライアイスの性質・電磁石のはたらき・イカの解剖などの講座がある。 ロボットサッカークラブ小学校4年生から中学校3年生を対象とした室蘭工業大学学長杯争奪ロボットサッカーコンテストに出場するロボットを制作しているクラブである。 指定管理者導入後に設立された。 2014年現在11年連続で優勝している。 ムッピークラブ開館当初は「母親科学クラブ」として開講され、その後閉講。2007年(平成19年)に「ムッピークラブ」として再開。成人を対象とした大人の科学クラブである。 講座は年10回行われる。 キャラクターカンチャン「カンチャン」は室蘭市青少年科学館のロボットキャラクター[12]。室蘭市青少年科学館の閉館後、一部ひらがな表記の「カンちゃん」として2021年12月開館の室蘭市環境科学館(DENZAI環境科学館・室蘭市図書館)に引き継いだ[12]。 ムッピーNPO法人科学とものづくり教育研究会かもけんの公式マスコットである。 室蘭市の鳥「ヒガラ」をモチーフにしている。 インターネット・ミュージアムのミュージアムキャラクター投票において35キャラクター中13位を獲得した。 交通アクセス脚注
外部リンク
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