富山市科学博物館
富山市科学博物館(とやましかがくはくぶつかん、Toyama Science Museum)は、富山県富山市西中野町にある、おもに富山の自然の特徴をテーマにした自然科学と宇宙科学を紹介し楽しく分かりやすく学ぶことを目的にした公立博物館。日本博物館協会、富山県博物館協会会員。 概要1976年(昭和51年)10月1日に「富山市科学文化センター建設準備事務局」が発足し[1]、1977年(昭和52年)1月に基本構想が策定。1979年(昭和54年)11月23日に、旧富山刑務所跡に整備された城南公園の一角に「富山市科学文化センター」として設立された。地下1階、地上3階、塔屋2階建て、延床面積約5,636m2の鉄筋コンクリート造の建物で、約2,687m2の敷地にて建設された。この時に設置されたプラネタリウムは当時としては最新・最大クラスのものであった[2]。 1998年(平成10年)1月29日にはホームページが開設された[3]。 1992年(平成2年)3月24日のリニューアルをはじめ[4]何度かのリニューアルを経て2007年(平成19年)7月13日の大規模な館内リニューアルに伴い、名称も「富山市科学博物館」に変更し、より博物館としての機能を充実させた[5]。展示方法は体験・体感展示とし、科学を身近に感じながら学べるようになっている。3階にはプラネタリウムを設置している。2016年(平成28年)12月28日まで、隣接して富山県立近代美術館が所在した[6]。また、2021年(令和3年)3月31日をもって廃止となった富山市天文台を付属施設としていた。 展示室1階から3階の3層に分かれた展示室は、それぞれのテーマに沿って分かりやすく展示されている。 とやま・時間のたび(1階)富山県の地形の成り立ちとそこで育まれた自然、生物、またそこで暮らす人々との関わりを紹介。 岩石や化石標本を年代別に展示している。 また1992年(平成4年)3月24日にティラノザウルスのロボット(アニマトロニクス、全長6m)が初設置された[4]。2007年(平成19年)には新たに「ティラちゃん」が設置され[7]、現在も展示されている。 とやま・空間のたび(2階)富山県の地形の大きな特徴である3000m級の立山連峰から「あいがめ」と呼ばれる水深1000mにも及ぶ富山湾で起る自然現象を、高山・山地・丘陵と平野・河川・海の5ゾーンに分け分かりやすく解説、またそこに生息する生物などを紹介。
宇宙へのたび(3階)最新の宇宙の姿や隕石などの紹介。宇宙旅行シミュレーションなどもある。
2022年10月よりプラネタリウムの更新を進めていたが[8]、2023年3月16日にリニューアルされた。現在のデジタル投影機を新しく更新、新たに光学式の投影機も導入し2基体制とし、2基組み合わせての投影も可能となる。また座席は新たにペアシート4席、フラットシート4席を設け、座席数は242席から175席となった。事業費は3億2460万[9]。 収蔵品収蔵品は学芸員収集品、寄贈品など合わせ、富山の自然に関連した資料を中心に標本類約46万点、図書雑誌類約6万点。 主なコレクション
など アクセス富山地方鉄道バス 富山地方鉄道富山軌道線
市内周遊ぐるっとBUS南回りルート(毎日6便) 「科学博物館」バス停下車 徒歩約1分 脚注
関連項目外部リンク
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