大郷村 (鳥取県)
大郷村(おおさとそん)は、鳥取県気高郡にあった自治体である。1896年(明治29年)3月31日までは高草郡に属した。 概要現在の鳥取市大畑・金沢・福井・松原・六反田に当たり、湖山池南西岸の湖山川(長柄川)下流の沖積地に位置した。 往古は刑部郷と呼ばれ、江戸期には高草郡大谷保に属する10ヶ村の大谷村・岩本村・松原村・六段田村(六反田村)・福井村・大畑村(大畠村)・福谷村と、洞谷村・瀬田倉村・長柄村(後の吉岡村)が存在した[1][2]。 農家が約8割を占めて米麦の主産地となっていたが、副業として漁業を農家の3割近くが営み湖山池より鯉・鮒・白魚・糠鰕・鰻などを年産千貫以上の漁獲量をあげた[1]。 役場も置かれた金沢は米によって金が多く入ることで「金の沢」と呼ばれたことにちなみ、江戸期には産米を舟運で賀露まで運び、そこから鳥取や大坂方面に輸送した[3]。 沿革
行政歴代村長
教育
交通道路
旧跡
脚注
関連項目 |