大宮ソニックシティ (おおみやソニックシティ)は、埼玉県 さいたま市 大宮区 桜木町 一丁目にある再開発 地区、及び同名の企業(大宮ソニックシティ株式会社 )。通称「ソニックシティ 」。第30回BCS賞 受賞[ 1] 。
概要
1984年 (昭和59年)11月、埼玉県が大宮駅 西口の埼玉県大宮商工会館跡に[ 注釈 1] 、建設を計画していた産業文化センター(仮称)のコンペティション の結果、日本生命保険 ・フジタ工業 共同企業体 が主体となって同センターを建設・運営することが決定。1986年 (昭和61年)1月に着工し、1988年 (昭和63年)3月に竣工した[ 1] 。
施設はソニックシティビル(31階建て)、ホール棟(4階建て)、ホテル棟(13階建て)の3棟からなる。所有・管理運営の主体は埼玉県(公益財団法人 埼玉県産業文化センター)と日本生命(大宮ソニックシティ)。ホール、事務所、店舗、ホテルなどが入る。
なお、「SONIC 」の名称はそれぞれ「埼玉県(S aitama)」「大宮市(O miya)」「日本生命(N ihon-seimei)」「産業(I ndustry)」もしくは「国際(I nternational)」「文化(C ulture)」もしくは「コンベンション(C onvention)」の頭文字を意味している。
毎年2月の第2日曜日、8月の第1日曜日、1月1日 は法定点検のため全館休館日となる。
2021年 7月から2023年 2月までホール棟の改修工事を行っていたため、大ホール・小ホール・国際会議室などはその間使用ができなくなっていた[ 5] 。
沿革
(出典:[ 6] )
1983年(昭和58年)5月:「産業文化センター建設構想」が決定。
1985年(昭和60年)5月:建設事業に関する基本協定が締結される。
1986年(昭和61年)
1月21日:起工式が開催される。
9月:「ソニックシティ(SONIC CITY)」の愛称が決定。
1987年(昭和62年)
5月1日:財団法人 埼玉県産業文化センターが設立される[ 7] 。
10月:大宮ソニックシティ株式会社が設立される。
12月:竣工。
1988年(昭和63年)4月8日:落成式が開催。開館[ 8] 。
2013年(平成25年)4月1日:財団法人 埼玉県産業文化センターが公益財団法人に移行[ 7] 。
ソニックシティビル
竣工当時、県および大宮市 で最も高いオフィスビルで、初めて30階を超えた高さ100m以上の高層建築物 であったことから話題をさらった。その後、エルザタワー55 (高さ185.8m・地上55階)が竣工し、県下No.1の座は譲っている。
主なテナント
低層部
中層部
天空のジパング(シダックス 運営のカフェテリア 14階)
FPG 大宮支店(15階)
東芝エレベータ 北関東支社(15階)
埼玉相続サポートセンター(ベンチャーサポート相続税理士法人)(16階)
司法書士法人山田合同事務所 さいたま事務所(17階)
スルガ銀行 大宮出張所(17階)
クシブチ国際特許事務所 さいたま本部(18階)
ネクスコ東日本エリアトラクト 関東西支店(18階)
パソナ さいたま(19階)
MDI 大宮賃貸センター(20階)
武田薬品工業 さいたま営業所(21階)
ツヴァイ さいたま(21階)
マイナビ 埼玉支社(22階)
高層部
など。
撤退したテナント
Switch! Station 大宮SONIC - ビル開業当初から2009年 (平成21年)まで、30 - 31階で東京電力 (東電ピーアール が運営)による入館料無料 のPR施設「TEPCO SONIC (テプコ・ソニック)」が営業していた。
子供向けのミニゲームや発電関連の資料の展示など電力館 の姉妹館的な展示施設群と、IHクッキングヒーター を使用したクッキングスタジオなどで構成されていた。窓際のフリースペースにはコイン式望遠鏡が置かれており、展望目的のみで利用することもできた。
TEPCO SONIC閉館後、科学館 的な部分を廃して31階部分にオール電化 住居のモックアップ を複数展示したショールーム「Switch! Station 大宮SONIC 」に転換する形で再オープンした。
しかし、2011年 (平成23年)3月11日 の東北地方太平洋沖地震 (東日本大震災 )後は臨時休館になった。その後の東京電力福島第一原子力発電所事故 による東京電力の事業整理によって、同社のPR館と東電ピーアール ごと会社清算されることになったため、再開されることなく2011年(平成23年)5月30日 付けで閉館となった。なお跡地の30階部分は、2011年5月に人間ドック ・一般内科を扱う「大宮シティクリニック」が14階から移転。31階の「ペイサージュ」は、Switch! Station閉館後も継続営業されていたが、2011年11月末で閉店となった。
エレベーター
エレベーター は、低層用(地下1階 - 14階)と駐車場用(地下3階 - 2階)が東芝 製、中層用(2階・14階 - 23階)が日立 製、高層用(2階・14階・23階 - 31階)が三菱 製であるが、14階食堂と23階に乗り継ぎ階がある。一方13階は機械室があるため通過する。2011年 度から2012年 度にかけてリニューアル完了したことにより、エレベーターのアナウンス・チャイムは、駐車場用を除き3バンクとも全て高層用に統一するようになった。
地下1階 - 14階(13階通過)
2階・14階 - 23階
2階・14階・23階 - 31階
地下4階・中地下4階・地下3階 - 31階(13階には中間階機械室がある)
駐車場用(No.15・16号機、東芝製で東芝のアナウンスが流れる)
地下3階 - 2階
パレスホテル大宮
パレスホテル は進出に際して、1987年 (昭和62年)3月、運営会社のパレスホテル大宮(現:パレスエンタープライズ)を設立。日本生命が区分所有 するソニックシティビルとホテル棟を賃借して翌年4月14日開業した。
部屋数は204室で、6つのレストラン・バー、大小19の宴会場がある。6階のフィットネスクラブは、パレスホテルとセントラルスポーツ が合弁で設立したパレスセントラルスポーツが運営にあたっている。
ソニックシティホール
正式名称:埼玉県産業文化センター[ 12]
所在地:さいたま市大宮区桜木町一丁目七番地二[ 12]
設置者:埼玉県
指定管理者:埼玉県産業文化センター
施設
(出典:[ 13] )
大ホール:客席数:2,505席うち車椅子10席(2層)
小ホール:客席数:496席うち車椅子4席
国際会議室
リハーサル室
練習室(3室)
鐘塚公園
屋外に公開空地 として鐘塚公園 (管理はさいたま市)があり、イベント会場として使われることもある。また、ソニックシティビルの地上階から地下1階まで花壇を兼ね備えた大階段があり、こちらもイベント会場として使われることもある。平成元年度手づくり郷土賞 (歴史をいかした街並み)受賞 。
関連項目
脚注
注釈
^ 1961年に完成。ホールも有する地上7階建てのビルで、埼玉会館 を補完するコンサートホールの役割を果たした施設だったが、ソニックシティ建設のため1985年に築24年で解体された。また、会館の西側に所在したさいたま市立桜木小学校 も現在の場所に移転している。しかし、厳密にはソニックシティビル・ホールが立地している場所は桜木小学校の跡地であり、会館の跡地は鐘塚公園に整備された。
出典
参考文献
パレスホテル編『株式会社パレスホテル50年のあゆみ』パレスホテル、2013年4月。
外部リンク
日本生命保険相互会社 代表取締役社長 : 清水博 | 2014年度連結決算 - 経常収益 : 6.7兆円 | 純利益 : 2,844億円 | 総資産 : 56.7兆円 従業員数 : 70,806名(連結) | 外部リンク : nissay.co.jp 保険・保険関連事業
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※ 太字 は連結決算対象会社を表す。表示には関連会社を含んでいる。日本生命の現状2010 (PDF ) の通算59,98,99頁等に基づき作成。 カテゴリ
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