『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』(ゆめをみるためにまいあさぼくはめざめるのです)は、村上春樹のインタビュー集。
概要
2010年9月30日、文藝春秋より刊行された[1]。正式なタイトルは「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集 1997-2009」。表紙の絵は、大正・昭和期に活躍した版画家である長谷川潔の「日蝕」。装丁は野中深雪。2012年9月4日、文春文庫として文庫化された[2]。その際、2011年6月のインタビューが新たに収録された。
あとがきで、本書の出版を強くすすめた編集者にまつわる思い出話と、出版にいたるまでの経緯が詳しく語られている[3]。
内容
タイトル |
聞き手 |
初出
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アウトサイダー |
ローラ・ミラー |
Salon.com、1997年
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現実の力・現実を超える力 |
洪金珠 |
時報周刊、1998年
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『スプートニクの恋人』を中心に |
島森路子 |
広告批評、1999年
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心を飾らない人 |
林少華[4] |
亜洲週刊、2003年
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『海辺のカフカ』を中心に |
湯川豊・小山鉄郎 |
文學界、2003年
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「書くことは、ちょうど、目覚めながら夢見るようなもの」 |
ミン・トラン・ユイ |
magazine littéraire、2003年
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お金で買うことのできるもっとも素晴らしいもの |
ロシアの読者からの質問 |
BBCRussian.com、2003年
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世界でいちばん気に入った三つの都市 |
ローランド・ケルツ |
PAPERSKY、2004年
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「何かを人に呑み込ませようとするとき、あなたはとびっきり親切にならなくてはならない」 |
ジョン・レイ |
THE PARIS REVIEW、2004年
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「せっかくこうして作家になれたんだもの」 レイモンド・カーヴァーについて語る |
「文學界」編集部 |
文學界、2004年
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「恐怖をくぐり抜けなければ本当の成長はありません」 |
「文學界」編集部 |
文學界、2005年
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夢の中から責任は始まる |
ジョナサン・エリス、平林美都子 |
THE GEORGIA REVIEW、2005年
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「小説家にとって必要なものは個別の意見ではなく、その意見がしっかり拠って立つことのできる、個人的作話システムなのです」[5] |
ショーン・ウィルシー |
THE BELIEVER BOOK OF WRITERS TALKING TO WRITERS、2005年
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サリンジャー、『グレート・ギャツビー』、なぜアメリカの読者は時としてポイントを見逃すか |
ローランド・ケルツ |
A Pubilc Space、2006年
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短編小説はどんな風に書けばいいのか |
「考える人」編集部 |
考える人、2007年
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「走っているときに僕のいる場所は、穏やかな場所です」 |
マイク・グロッセカトヘーファー |
DER SPIEGEL、2008年
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ハルキ・ムラカミ あるいは、どうやって不可思議な井戸から抜け出すか |
アントニオ・ロサーノ |
Qué Leer、2008年
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るつぼのような小説を書きたい(『1Q84』前夜) |
古川日出男 |
モンキービジネス、2009年
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脚注
関連項目