坂本駅 (熊本県)
坂本駅(さかもとえき)は、熊本県八代市坂本町坂本松崎にある、九州旅客鉄道(JR九州)肥薩線の駅である。 旧・坂本村の中心地に位置する。特急「かわせみ やませみ」と特急「いさぶろう・しんぺい」が停車する。 歴史
駅構造相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。かつては2面3線のホームと通過線、貨物側線を有していた。貨物取り扱いも行っており西日本製紙坂本工場の専用線が分岐する比較的大きな駅で賑やかであった。上りホームにはD51の停止位置目標表記や貨物ホーム跡が残る。互いのホームは構内踏切で連絡している。 木造駅舎を有する。1986年11月以降は業務委託駅となっていたが、1991年4月に旧坂本村管理の簡易委託駅となり、2008年11月頃に完全無人化された。無人化後は窓口に板が貼られ、地元住民が作った作品や絵画、様々な鉄道ファンが撮影した写真の展示用ギャラリースペースとなっている。 2020年7月3日から4日にかけて発生した令和2年7月豪雨で駅構内が水没するなど大きく被災し、以降は線路などを撤去し駅構内とホームも埋め立てられて災害復旧工事車両用の道路として活用されている。 のりば
利用状況昭和35年5月の1日平均乗降客数は約3000人で8割が製紙工場関係者だった。貨物は月12000トン。熊鉄管内81駅のうち旅客16番目、貨物の発送は10番目であった。 1日平均乗車人員及び乗降人員は以下の通り。
駅周辺![]()
以下は球磨川の対岸にある。 令和2年7月豪雨では球磨川の氾濫により駅構内や周辺で多数の建物が被災し、水没、倒壊、流出したりするなど壊滅的な被害を受けた。このため八代市役所坂本支所や坂本郵便局も移転している。翌2021年頃より被災した家屋や建物の撤去が開始され、2022年には駅舎以外の建物はほぼ全て解体撤去されて更地となり、その後の土地は復旧工事用の土砂置き場や資材置き場として活用されている。
隣の駅※特急「いさぶろう・しんぺい」「かわせみ やませみ」・臨時快速「SL人吉」の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。 脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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