佐藤万璃音
佐藤 万璃音(さとう まりの、1999年5月12日 - )は、日本・神奈川県横浜市出身のレーシングドライバー。 経歴神奈川県横浜市にて誕生する[1]。名前の「万璃音」は、母親がサンマリノにちなんで命名したという[2]。父親の勧めがきっかけとなり5歳頃からカートを始める[3]。中学卒業を期に単身ヨーロッパへ渡る[1]。 2015年よりユーロノヴァ・レーシング(エントリー名はヴィンセンツォ・ソスピリ・レーシング)から「イタリア・F4選手権」へ参戦を開始し、シングルシーター・デビューを果たす[4]。第5戦アドリア・インターナショナル・レースウェイのレース2で2位に入り初の表彰台を獲得、総合10位で初年度を終えた[5]。 翌年は第6戦イモラ・サーキットのレース3で初優勝を飾るも[6]、ポイントが昨年より下回り総合18位となった[7]。 2017年から、モトパーク(Motopark)より「FIA フォーミュラ3・ヨーロピアン選手権」へ参戦した[8]。初年度は入賞1回(10位)に留まり、総合19位で終える[9]。同年の「マカオグランプリ」へ参戦するが、決勝はリタイアとなった[10]。2年目を迎えたヨーロッパF3では、第4戦ザントフォールト・サーキット・レース3にて自己最高位の4位でフィニッシュする[11]。7回の入賞を記録して、総合16位となる[12]。マカオGPでは予選7位、予選レース11位と進み決勝を迎えたが、オープニングラップでクラッシュを喫しリタイアという結果に終わった[13]。11月には「FIA フォーミュラ2選手権」のポストシーズンテストへ参加、カンポス(Campos)とBWT・アーデン(BWT Arden)のマシンでテスト走行を行った[14]。 2019年は、「ユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップ」へ活動の場を移した。チームはヨーロッパF3時代と同じモトパークからエントリーしている。8月には、FIA-F2へ参戦しているカンポスより佐藤の起用が発表される[15]。残りのシーズンを出走することが決定した。 2020年、トライデントと契約を交わしFIA-F2フル参戦。この年コンストラクターズランキング最下位に沈むなど、マシンが戦闘力を欠いた影響は大きく8位入賞が1回(1ポイント獲得)のみという結果に終わった。2021年もトライデントから継続参戦したが同じ1ポイント獲得にとどまる。 2022年はヴィルトゥオーシ・レーシングに移籍し、後にF1昇格を果たすジャック・ドゥーハンのチームメイトとなる。チームメイトバトルでは128ポイントを獲得して年間6位に躍進したドゥーハンに敗れたが、佐藤も自己最多の6ポイントを獲得し22位に入った。 レース戦績略歴
イタリア・F4選手権
FIA フォーミュラ3・ヨーロピアン選手権
マカオグランプリ
ユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップ
FIA フォーミュラ2選手権ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ
FIA 世界耐久選手権
ル・マン24時間レース
出典
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