「亜麻色の髪の乙女」(あまいろのかみのおとめ、原題:風吹く丘で)は、ヴィレッジ・シンガーズが1968年2月25日に日本コロムビアから発売した5枚目のシングル、およびその収録曲である。2002年発売の島谷ひとみによるカバー版でも知られる。
解説
収録曲
- CBSコロムビア(日本コロムビア)によるオリジナル盤
- 亜麻色の髪の乙女 (ON THE WINDY HILL)
- 作詞:橋本淳、作曲・編曲:すぎやまこういち
- 瞳をとじて (WORLD FOR TWO)
- 作詞:橋本淳、作曲・編曲:筒美京平
- CBS・ソニー(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)による1978年再リリース盤(両A面シングル『バラ色の雲/亜麻色の髪の乙女』)
- バラ色の雲
- 作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:森岡賢一郎
- 亜麻色の髪の乙女
- 作詞:橋本淳、作曲・編曲:すぎやまこういち
- テイチクエンタテインメントによる2003年セルフカバー盤(両A面セルフカバーシングル『亜麻色の髪の乙女/バラ色の雲』)
- 亜麻色の髪の乙女
- 作詞:橋本淳、作曲:すぎやまこういち、編曲:ヴィレッジ・シンガーズ
- バラ色の雲
- 作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:ヴィレッジ・シンガーズ
青山ミチによるオリジナルシングル
「風吹く丘で」(かぜふくおかで)は、1966年11月1日に日本グラモフォン(ポリドールレーベル、現:ユニバーサル ミュージック ジャパン)より発売される予定だった青山ミチの25枚目のシングル。規格品番はSDR-1234。
解説
- ヴィレッジ・シンガーズのバージョンがオリジナルと思われがちであるが、実際の原曲は当バージョンであり、原題も「風吹く丘で」である。
- 発売直前となる僅か1日前に店頭に入荷されたものの、諸事情によりそのまま出荷停止・発売停止となった。
- 発売中止となり長らくお蔵入り状態が続いていたが、「風吹く丘で」は、2011年に発売されたアルバム『GOLDEN☆BEST 青山ミチ』にて45年の年月を経てようやく発表された。B面の「銀のイニシアル」は2022年現在も依然として未発表のままである。
- 間奏のコーラスは、男性3人組グループ「トリオ・ロス・チカノス」が担当している。
収録曲
- 風吹く丘で [3:30]
- 作詞:橋本淳、作曲・編曲:すぎやまこういち
- 銀のイニシアル [2:42]
- 作詞:橋本淳、作曲・編曲:すぎやまこういち
島谷ひとみによるカバーシングル
島谷ひとみの7枚目のシングルとして、2002年5月9日にavex trax(現:エイベックス・エンタテインメント avex traxレーベル)より発売された(CCCD)。
解説
- 島谷が出演した花王『エッセンシャル ダメージケア』CMソングとして2002年3月16日から放送され[5]、有名になる。当初CD化の予定はなかったが[6]、反響が大きかったため急遽音源制作に踏み切ったという[7]。
- 原曲は意識せずにレコーディングされたが、曲の世界観を壊さないようにするのと、爽やかな雰囲気を出すために15通りのアレンジの中から選定し制作された[7]。
- オリコンチャート最高位4位を記録し、30万枚以上を売り上げた自身最大のヒット作である。また、この曲のヒットで2002年の『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たし、2005年にも出場してcrossover versionを披露した。
- オリコンのカラオケチャートで当時の新記録となる18週連続1位を記録した。
- さまざまなリミックス、リアレンジバージョンがあり、アルバム『シャンティ』に『HIRO KURETANI REMIX』が、8thシングル「亜麻色マキシ」に『フルウクレレバージョン』、ミニアルバム『Poinsettia〜亜麻色ウィンターメモリーズ〜』に『ウィンター・アカペラ・ヴァージョン』、カバーアルバム『男歌〜cover song collection〜』(CD only版)に『男歌 version』、そしてミニアルバム『brilliant』に「亜麻色の髪の乙女 (new version) 」が収録されている。なお、2005年の『NHK紅白歌合戦』で披露された『crossover version』はCD化されていない。
- 2002年11月30日にアナログ盤(LP / RR12-88383)が発売された。
収録曲
- CD
- 亜麻色の髪の乙女 [4:07]
- 作詞:橋本淳、作曲:すぎやまこういち、編曲:大槻"KALTA"英宣 / ストリングスアレンジ:のりっぺ
- 花王「エッセンシャルダメージケアシャンプー」CMソング
- 明日と今日のあいだ [3:45]
- 作詞:森浩美、作曲・編曲:Face 2 fAKE
- 亜麻色の髪の乙女 (Instrumental) [4:06]
- 明日と今日のあいだ (Instrumental) [3:42]
- アナログ盤
side A
- 亜麻色の髪の乙女 (HIRO KURETANI REMIX)
- 亜麻色の髪の乙女 (Original)
side AA
- Single Hits Non-stop Mega Mix 〜Trans Mission Mega Mix〜
その他カバー
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アーティスト |
収録シングル・アルバム |
発売日 |
規格品番 |
発売元
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キャメル・ランド |
「亜麻色の髪の乙女」 |
1980年 |
07SH-849 |
CBSソニー
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Mi-Ke[注釈 2] |
『想い出のGS九十九里浜』 |
1991年4月13日 |
BMCR-2305 |
BMGジャパン
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神山純一&ティム・ハーデン・トリオ |
『'60S&'70Sグループ・サウンズ・スタンダード』 |
1994年5月21日 |
VICG-5364 |
ビクター
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THE GARAGE |
「ガレージ・オープニングソング集 Vol. 3」 |
2000年1月26日 |
EPCE-5046 |
zetima
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BoNo BoNo |
『フローリス』 |
2002年6月26日 |
MECP-2001 |
メルダック
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伊藤秀志 |
『御訛り』 |
2003年6月4日 |
CRCN-20293 |
日本クラウン
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Patty & Jimmy |
『ファイン』 |
2003年7月2日 |
AVCD-17316 |
avex trax
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王心凌[注釈 3] |
『愛你』 |
2004年3月26日 |
AVCCD-90042 |
D Sound Music
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石川ひとみ |
『with みんなの一五一会〜フォークソング編』 |
2005年9月21日 |
TECI-1106 |
テイチク
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嘉門タツオ |
『元気が出るCD!!』 |
2005年10月21日 |
DXCL-91 |
ビクター
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T.R-crew REIKA |
『Romantic Woman Trance 〜あゝ無情〜』 |
2006年11月22日 |
TECH-20152 |
テイチク
|
オレンジ・ペコ |
『リメンバー・グループ・サウンズ』 |
2008年9月26日 |
KICS-8179〜80 |
キングレコード
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チェリッシュ |
『チェリッシュ「L.O.V.E.」あの頃青春グラフィティ Vol.2::Ordinary(普通であること)』 |
2008年2月27日 |
TECH-28182 |
テイチク
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芹洋子 |
『芹洋子ベストセレクション2008』 |
2008年4月9日 |
KICX-3605 |
キングレコード
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Chicken Garlic Steak |
『タイムスリップ』 |
2008年11月19日 |
FRCA-1199 |
ユニバーサルミュージック
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W.C.D.A. |
「亜麻色の髪の乙女(HOUSE MIX) J-POP DANCE REMIX」 |
2009年7月22日 |
(配信) |
W.C.D.A.
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Newwy |
『はじめてのチュウ』 |
2012年10月17日 |
COZY-713 |
日本コロムビア
|
吉幾三 |
『あの頃の青春を詩う vol.2』 |
2014年4月2日 |
TKCA-74063 |
ジャパンレコード
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島谷ひとみバージョンのカバー
その他
エピソード
脚注
注釈
- ^ 正確には発車メロディーではなく、運転士に信号の開通を知らせるメロディーであり、列車発車後も信号が赤になるまで流れる。
- ^ 元ヴィレッジ・シンガーズの清水道夫がゲスト参加。ディレクターは小松久。
- ^ 「月光」というタイトルでカバー。
出典
外部リンク
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CD |
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参加楽曲 | |
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アルバム |
オリジナル | |
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ミニ | |
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カバー | |
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ベスト | |
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配信限定 |
- 裏 BEST 2000-2004
- 裏 BEST 2005-2010
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出演映画 | |
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出演番組 | |
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関連項目 | |
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年の表示は年度の意。 |