亜美ちゃんの初恋『亜美ちゃんの初恋』(あみちゃんのはつこい)は、武内直子の漫画で同作者の代表作『美少女戦士セーラームーン』のスピンオフ作品で、メインキャラクターの水野亜美を主役にした作品である。 講談社発行の雑誌『るんるん』1995年7月号に掲載された。亜美の高校受験中のエピソードで、コメディタッチの要素が強い。 同じく『るんるん』掲載の木野まことを主役にした『まこちゃんのユーウツ』(1995年5月号)、火野レイと愛野美奈子を主役とした『レイと美奈子の女子高バトル』(1995年7月号)と併せて、「受験戦争編」の一編としてコミックス(新書刊)第13巻に収録されている。 短編アニメ映画化もされた(詳細は下記の『アニメ映画』を参照)。 ストーリー水野亜美は高校受験を控えていた。そんな彼女の目下の関心事は、自分以外に全国模試で満点を取り続けるもう一人の人物「メルクリウス」の存在であった。予備校荒らしと化してまで、メルクリウスの正体を探ろうとする亜美の背後に不吉な影が迫る。 登場キャラクター※担当声優は、短編アニメ映画版のもの。 セーラー戦士
敵キャラクターその他の人々
アニメ映画
『スペシャルプレゼント 亜美ちゃんの初恋 美少女戦士セーラームーンSuperS 外伝』のタイトルで、『美少女戦士セーラームーンSuperS』の短編劇場版アニメとして映画化。1995年12月23日に『美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結!ブラック・ドリーム・ホールの奇跡』と同時上映作品として封切られた。 漫画『美少女戦士セーラームーン』のスピンオフ作品を短編アニメ映画化。セーラームーンの登場キャラクターの中で最も人気のあった水野亜美を主役にしたエピソードである。製作は東映動画。 セーラームーンの映画すべてを収録した2002年3月21日発売の「美少女戦士セーラームーン THE MOVIE DVD-BOX」及び、2005年8月5日の単巻DVD『セーラームーンSuperS』に同時収録されている。 企画・製作プロデューサーの有迫俊彦が、原作に描かれている亜美の二面性を評価しており、テレビアニメでは学園生活が描かれていないことから[1]1995年5月下旬に映画化が決定した[2]。有迫の要望でシナリオ執筆に際し、アレンジを加えずに原作をそのまま映像化させた[2]。7月下旬にシナリオ決定稿が完成し、表紙にはテレビアニメ第55話(『R』第9話)で亜美がパソコンを眺めるカットが使用された[2]。 有迫や五十嵐拓哉の要望によって、BGMは新しく録音されたものが使用された[2][3]。 亜美の気持ちが途切れずに何かに繋がるラストにするために「私頑張る!」の台詞で締め括られたが、この台詞はシナリオには存在しない[3]。また、エンディング突入時に亜美の中で何かが吹っ切れたことを描くために白い鳩が飛び立っている[3]。白い鳩にしたのは、五十嵐が思春期の少女なら誰でも持っている記号と考えていたからである[3]。 スタッフ
主題歌
関連CD
脚注出典
参考文献
外部リンク |
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