于 小雨(う しょうう、中国語: 于 小雨、英語: Xiaoyu Yu シャオユー・ユー, 1996年1月2日[1] - )は、中華人民共和国出身の元女性フィギュアスケート選手(ペア)。パートナーは張昊、金楊。2014年、2015年世界ジュニア選手権優勝。
人物
趣味の一つに日本語を学ぶことを挙げている。2014年NHK杯ではSPの記者会見での受け答えを流暢な日本語でこなし、報道陣を驚かせた。
報道陣からの日本語をどうやって覚えたのかという問いには、「アニメとか見て少しずつ覚えちゃって。たぶん、私はすごい好きです。(日本の)文化とか、いろいろなものが好きです。少しずつ学んでいます」と独学で習得したことを明かした。
一番好きなアニメ作品は何かとも聞かれたが、「数え切れないほどのアニメを見てきました。何百ものアニメを見ました」と答えた[2][3]。
経歴
2008年から金楊とペアを組む。2009年の全国花様滑冰錦標賽で4位に入るなど国内の競技会で成績を残し、2010年世界ジュニア選手権に出場し8位となるが、中国の2つの出場枠しかないところに誤って3組出場しており、中国選手で最も低かった 于 / 金 組の成績が取り消された。
あらためて国際競技会デビューとなった2010/2011 ISUジュニアグランプリオーストリア杯で3位。続くISUジュニアグランプリチェコスケートで優勝を果たした。チェコスケートでは3位で、ジュニアグランプリファイナルへ初出場し3位に入った。
2011-2012シーズンはジュニアとシニアの掛け持ちで、両グランプリシリーズに出場。世界ジュニア選手権では、同じコーチの元で練習をしている隋文静/韓聰組に次いで銀メダルを獲得した。翌シーズンの世界ジュニア選手権ではSP1位だったが、FSで5位となりメダルを逃した。
2013-2014シーズンの国際大会で全勝し、ジュニアグランプリファイナルと世界ジュニア選手権両方で初優勝を飾った。
2014-2015シーズンよりシニアクラスに完全移行。中国杯では銀メダルを獲得した。NHK杯では銅メダルを獲得し、グランプリファイナルへも進出した。世界ジュニア選手権では2年連続2度目の優勝を果たした。
2015-2016シーズン、中国杯では銅メダルを獲得した。NHK杯では銀メダルを獲得し、グランプリファイナルへ2年連続進出できた。その後、四大陸選手権では銅メダルを獲得し、初めて表彰台にあがることを果たした。
2016年4月26日、于小雨/金楊組と彭程/張昊組との間でペアを組み替えることが発表される。于は金楊とのペアを解消し、張昊と新たなペアを組むこととなった[4]。
2016-2017シーズン、スケートカナダで銀メダルを獲得した。続く中国杯では、グランプリシリーズ初優勝を飾った。3度目の出場となったグランプリファイナルでは銀メダルを獲得した。アジア冬季競技大会では2位である彭程/金楊組に20点以上の差を付け、金メダルを獲得した。その後、初出場の世界選手権では4位となった。
2021年4月に引退を発表した。
主な戦績
詳細
2008-2009 シーズン
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開催日
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大会名
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SP
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FS
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結果
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2009年4月9日 - 10日
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中華人民共和国第十一回全国運動会(青島)
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6 46.96
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7 85.83
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7 132.79
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プログラム使用曲
脚注
参考文献