上柳昌彦 あさぼらけ
『上柳昌彦 あさぼらけ』(うえやなぎまさひこ あさぼらけ)は、ニッポン放送の制作により、NRN系列局ほかで2016年3月28日から放送されている上柳昌彦の冠番組で情報バラエティ番組である。 概要ニッポン放送の2016年春の改編にて、前番組であった『山口良一 今日もいきいきあさ活ニッポン』の平日早朝放送枠を、金曜午後のワイド番組を担当していた上柳が早朝帯の生ワイド番組として担当することになり、過去に『オールナイトニッポン2部』を担当していたので、30年ぶりに早朝時間帯の番組を担当することになる。それまで平日深夜に始まり、様々な時間枠を担当してきた上柳は、自分が最後に担当出来るワイド番組は平日の早朝枠しかないだろうと思っていたことから、どうしても担当したいと思い、話を受けた時には二つ返事で引き受けたという[2]。 その背景として、2019年6月21日より同社の社長を務める檜原麻希が編成局長だった頃、上柳へ「こういう枠(=つまり平日早朝時間帯)なんですけどどうか。」と打診が来た。上柳自身も前述のことも含め「ANNの月曜2部上がりなので、なんとなく、あの時間帯・あそこの枠がいいなと思っていた」ということ、また、「今後のスタッフの働き方のトライアルで作家やADがいない形でディレクターとミキサーのみで、実験的にやってみよう」という提案を面白がって受けた、とも語っている[3]。実際このことは番組の中で幾度も語っており、上柳自身もメールチェックや新聞記事の選定に携わる。なお、地方局ではこのようなスタイルは多いほか、すべてを一気に引き受けるワンマンスタイルも多くみられるが、在京や在阪の多くの局は分業がふつうである。上柳によれば、当番組のミキシング業務は『オールナイトニッポン』を、一部の生原稿コーナー『オールナイトニッポン0(ZERO)』[注釈 1]を兼務しており、番組変更やスタッフ異動の度に当番組でも配置替えが起こっている[注釈 2]。2023年7月26日に大沢和隆が番組を離れ、番組開始時から携わり続けているのは上柳のみとなった[注釈 3]。 当該番組は、いわゆるアクティブシニアをターゲットに「新鮮な情報」と「好きな音楽」を放送しながら、トークを繰り広げる事をコンセプト[4]とする根底は前番組から引き継ぎつつ、上柳のフットワークを活かして、「リアルな体験」をリスナーに対して伝える[4] 番組構成としている。「眠い朝、辛い朝、元気な朝...それぞれの気持ちをもって朝を迎える皆さん一人一人に その日一日を10%前向きになってもらえるように心がけているトークラジオ。」を番組全体の主題としており、しばしば「一人一人に様々な理由があって聴いている運命共同体のようなもの」という言葉を用いる。番組宣伝では「超リスナー参加型早朝ラジオ」ともいう。 元々はシニア層ターゲットだったが、後述するようにWANIMAを皮切りに『オールナイトニッポン0(ZERO)』のパーソナリティが引き継ぎがてら上柳を弄るようになって以降、『オールナイトニッポン』や『オールナイトニッポン0(ZERO)』の流れで10代20代リスナーも続けて聴取している、海水と川の水(淡水)が混じりあった汽水域みたいな番組と上柳は語る、老若男女に愛されつつある番組となる。そのようなこともあって、この番組は「オールナイトニッポン3部」と呼ばれることもある[5][注釈 4]。 番組タイトルは、小倉百人一首の中の名詞である「朝朗け」から「朝がだんだんと夜から白々とあけるあたり」を意味している[6]。 番組が新番組として始まる前に上柳は有楽町駅のホームで新幹線ドクターイエローを見て、きっといいことが起きるかも知れないと予感し、自ら番組タイトルとして案を出し命名した。 上記のような流れはあるが、ほとんどの放送局が5:00を境に編成が変わり、多くの局が4:30の扱いでネットワークされることを意識してか、上柳は「おはようございます」とは挨拶するものの「4時台は深夜番組(オールナイトニッポンの続き)、5時台は早朝番組、1粒で2度おいしい」という言い回しを用いる。 後述のように1月1日は放送が休止され、新春特別番組が放送される。ところが2021年はそれが廃止され、11:00までレギュラー番組が放送されることとなった。当番組も『上柳昌彦 あさぼらけ 初日の出前放送局』として、あさぼらけテレフォンを主軸とした特別企画を送った。 出演者パーソナリティニュースキャスター
ニュースキャスターの変遷
その他出演者(あさぼらけアベンジャーズ)
タイムテーブル
4時台
5時台
コーナー定期コーナー
不定期コーナー
特設コーナー
終了したコーナー
ネット局
放送時間変更・番組休止・ネット返上
番組内外での出来事
番組本
脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク
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