三文字駅
三文字駅(さんもじえき)は、かつて鹿児島県曽於郡大崎町仮宿に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)大隅線の駅(廃駅)である。大隅線の廃止に伴い、1987年(昭和62年)3月14日に廃駅となった。 歴史年表
備考三文字地区はもともと一面の牟田地(泥湿地)であったが、1891年(明治24年)に福山 - 岩川 - 志布志 - 大崎 - 串良 - 鹿屋 - 垂水を結ぶ道路(国道220号の前身)が開通した[4]:278-279。また1889年(明治22年)から1903年(明治36年)までかけて大崎 - 野方 - 百引 - 牛根を結ぶ道が開通した[4]:283。この2つの道が交わるのが三文字交差点(三文字とは三叉路を意味する)で、1903年(明治36年)に牟田地を埋め立ててソバ屋が開業したのを皮切りに商業が発展していき、それまでの上町にかわって三文字が商業の中心になっていった[4]:265-266[5]:11。 古江線の建設時、三文字駅付近は泥湿地で20メートル掘っても地盤の底にたどり着かず、難工事であった[4]:310[5]:10。 現在、駅の名残はほとんど残っていないが、線路跡にかけられた近くの三文字大橋の欄干に蒸気機関車があしらわれている[6]。 駅構造単式ホーム1面1線を有する地上駅で、無人駅。出入り口を有する駅舎が妻面にあった。 駅周辺
隣の駅脚注
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