レガティッシモ
レガティッシモ (Legatissimo[1]) はイギリス生産、アイルランド調教の競走馬、繁殖牝馬である。主な勝ち鞍は2015年の英1000ギニー(GI)、ナッソーステークス(GI)、メイトロンステークス(GI)。 戦績2012年4月22日にイギリス・ハートフォードシャーに所在するニューセルズパークスタッドで誕生。母の全弟には愛ダービーなどGI5勝のフェイムアンドグローリーがいる[3]。1歳11月のタタソールズセールでクールモアグループによって35万ギニーで落札され、同グループの総帥ジョン・マグナーの娘婿にあたるデビッド・ワッチマン調教師の元へ預けられた[4][5]。 2歳7月にデビューし、初戦は6着に沈んだものの、2戦目で一変して初勝利を挙げる。3戦目のリステッド競走を2着とし、シーズンを終える[2]。 3歳初戦の1000ギニートライアルステークスは4着に敗れたが、次戦のリステッド競走を圧勝。連闘で挑んだ英1000ギニーでは過去5戦全てに騎乗したウェイン・ローダンに代わってライアン・ムーアが手綱を取り、1番人気のルシーダを下して見事に栄冠を手にした。ムーアは前日の英2000ギニー(グレンイーグルス)に続く大レース連勝。勝ち時計1分34秒60はレース史上2番目に速い好時計で、前日の2000ギニーを2秒95も上回った[6]。二冠を目指して出走した英オークスでは、エイダン・オブライエン厩舎の伏兵クオリファイの激走にアタマ差及ばず、2着に惜敗した。その後、プリティーポリーステークス2着を経て、再びローダンが鞍上に戻ったナッソーステークスとメイトロンステークスを連勝した。ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフでも1番人気に推されたが、地元の6歳牝馬ステファニーズキトゥンに及ばず2着となった[2]。この年はG1を6戦して3勝2着3回の好成績で、カルティエ賞最優秀3歳牝馬に選出されている[7]。 2016年も現役を続行する予定だったが、4月下旬に故障が判明し、引退が決まった[8]。 競走成績以下の内容は、Irish Racing.com[2]の情報に基づく。
繁殖牝馬時代引退後はクールモアスタッドで繁殖牝馬となっている。2018年はガリレオと交配された[9]。 血統表
脚注
外部リンク
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