ザフューグ (The Fugue) はイギリスの競走馬である。主な勝鞍は、ナッソーS、ヨークシャーオークス、愛チャンピオンS、プリンスオブウェールズS。
来歴
2011年
2011年10月29日にデビューし、初勝利を挙げる。
2012年
2012年緒戦に、キャリア2戦目にしてG11000ギニーに挑戦、優勝馬ホームカミングクイーンから離された4着となる。
その10日後のムシドラステークス(G3)に出走し、重賞初制覇を遂げる。また、このレースの2週間後の英オークスで3着、さらにその3週間後のリブルスデイルステークスで2着となる。
8月には、古馬相手のナッソーステークスに出走し、G1初制覇を成し遂げる。
このレースから約3週間後のヨークシャーオークスに出走、シャレータの2着となる。
この年の最後のレースとしては、アメリカのサンタアニタ競馬場で行われたブリーダーズカップ・フィリー&メアターフが選ばれ、海外遠征を経験しても3着というまずまずな成績を収めている。
このように、ザフューグは2012年はタイトなスケジュールで、6つの競馬場で7戦2勝という競走生活を送っている。
2013年
2013年緒戦は、牡馬相手のプリンスオブウェールズステークスに出走し、アルカジームの3着と健闘した。
その約3週間後には、再び牡馬相手のエクリプスステークスに出走したが、再びアルカジームの後塵を拝した。
8月には、古馬となって、前年にも出走したヨークシャーオークスに挑戦し、G1レース2勝目を挙げる。
その2週間後には、再度牡馬混合戦であるアイリッシュチャンピオンステークスに出走し、2度対戦し、2度とも敗れていたアルカジームを下し、G1を連勝、通算で3勝目を挙げる。
11月には再びアメリカに遠征し、ブリーダーズカップターフに出走し、2着と健闘する。
この年最後のレースには、香港ヴァーズが選ばれ、アメリカ遠征から約1か月程度の期間しか空かなかったが、僅差の2着となる成績を挙げている。
この年も、タイトなスケジュールながら、6つの競馬場で6戦2勝、いずれもG1での勝利という成績を残している。
2014年
2014年の緒戦はドバイデューティーフリーに出走したが、1着のジャスタウェイに大きく離されて11着に終わる。
このレースがザフューグにとって、初の二桁着順となった。
6月には、前年同様プリンスオブウェールズステークスに出走し、前年の凱旋門賞馬トレヴらを下し、4度目のG1優勝を果たした。[3]
なお、このレースはレコード決着となった。
この後、エクリプスステークスに出走したが、6着に敗れ、レース中に左前脚を負傷し[4]、現役を引退することになった[5]。全17戦6勝(6-4-3-4)。
競走成績
出走日 |
競馬場 |
競走名 |
格 |
距離 |
馬場 |
着順 |
騎手 |
斤量 |
タイム |
着差 |
1着(2着)馬
|
2011.010.29 |
ニューマーケット |
未勝利戦 |
|
芝7F |
良 |
1着 |
R.ハヴリン |
57 |
1:25.39 |
1 1/2馬身 |
(Salacia)
|
2012.05.6 |
ニューマーケット |
1000ギニー |
G1 |
芝8F |
稍重 |
4着 |
W.ビュイック |
57 |
- |
11馬身 |
Homecoming Queen
|
0000.05.16 |
ヨーク |
ムシドラS |
G3 |
芝10F88Y |
良 |
1着 |
W.ビュイック |
56 |
2.11.36 |
4 1/2馬身 |
(Twiri)
|
0000.06.1 |
エプソム |
オークス |
G1 |
芝12F10Y |
良 |
3着 |
W.ビュイック |
57 |
- |
3/4馬身 |
Was
|
0000.06.21 |
アスコット |
リブルスデイルS |
G2 |
芝12F |
稍重 |
2着 |
W.ビュイック |
56 |
- |
6馬身 |
Princess Highway
|
0000.08.4 |
グッドウッド |
ナッソーステークス |
G1 |
芝9F192Y |
良 |
1着 |
R.ヒューズ |
56 |
2:09.61 |
1馬身 |
(Timepiece)
|
0000.08.23 |
ヨーク |
ヨークシャーオークス |
G1 |
芝12F |
堅良 |
2着 |
W.ビュイック |
56 |
- |
クビ |
Shareta
|
0000.011.2 |
サンタアニタ |
BCフィリー&メアターフ |
G1 |
芝11F |
堅良 |
3着 |
W.ビュイック |
54.5 |
- |
1 1/4馬身 |
Zagora
|
2013.06.19 |
アスコット |
プリンスオブウェールズS |
G1 |
芝10F |
堅良 |
3着 |
W.ビュイック |
56 |
- |
3 1/2馬身 |
Al Kazeem
|
0000.07.6 |
サンダウン |
エクリプスステークス |
G1 |
芝10F7Y |
堅良 |
7着 |
W.ビュイック |
59 |
- |
12 1/2馬身 |
Al Kazeem
|
0000.08.22 |
ヨーク |
ヨークシャーオークス |
G1 |
芝12F |
堅良 |
1着 |
W.ビュイック |
60.5 |
2:28.29 |
4馬身 |
(Venus de Milo)
|
0000.09.7 |
レパーズタウン |
アイリッシュチャンピオンステークス |
G1 |
芝10F |
良 |
1着 |
W.ビュイック |
59 |
2:05.22 |
1 1/4馬身 |
(Al Kazeem)
|
0000.011.2 |
サンタアニタ |
BCターフ |
G1 |
芝12F |
堅良 |
2着 |
W.ビュイック |
56 |
- |
1/2馬身 |
MaGIcian
|
0000.012.8 |
沙田 |
香港ヴァーズ |
G1 |
芝2400m |
堅良 |
2着 |
W.ビュイック |
55.5 |
- |
3/4馬身 |
Dominant
|
2014.03.28 |
メイダン |
ドバイデューティーフリー |
G1 |
芝1800m |
良 |
11着 |
W.ビュイック |
55 |
- |
26馬身 |
ジャスタウェイ
|
0000.06.18 |
アスコット |
プリンスオブウェールズS |
G1 |
芝10F |
堅良 |
1着 |
W.ビュイック |
56 |
R2:01.90 |
1 1/4馬身 |
(MaGIcian)
|
0000.07.5 |
サンダウン |
エクリプスS |
G1 |
芝10F7Y |
堅良 |
6着 |
W.ビュイック |
59 |
- |
6馬身 |
Mukhadram
|
血統表
脚注
外部リンク