ライク・マインズ
『ライク・マインズ』(Like Minds)は、アメリカ合衆国のジャズ・ヴィブラフォン奏者、ゲイリー・バートンがチック・コリア、パット・メセニー、ロイ・ヘインズ、デイヴ・ホランドと連名で1997年に録音・1998年に発表したスタジオ・アルバム。 背景参加メンバーのうちデイヴ・ホランドは、本作でバートンと初共演し、また、チック・コリアとパット・メセニーがレコーディングで共演したのも、本作が初めてである[1]。メセニー作の「イルシデイション」とコリア作の「フューチャーズ」は、バートンの依頼により作られた新曲で、タイトル曲はバートンがコリアとの日本ツアー中に作った曲である[4]。 反響・評価アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで5位に達した[5]。第42回グラミー賞では、本作が最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞(個人またはグループ)を受賞し、収録曲「ストレイト・アップ・アンド・ダウン」は最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ賞にノミネートされた[6]。 スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「現代的なストレート・アヘッド・ジャズで、ソロは簡潔でリズム・セクションは極めて引き締まっている。実際、定期的に活動を続けてきたバンドのように聴こえる」と評している[1]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「スターたちが展開する"正統なジャズ"とその爽やかさに感動した。ヘインズとホランドの端正なサポートが渋い」と評されている[2]。 収録曲特記なき楽曲はパット・メセニー作曲。
参加ミュージシャン脚注
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