マルク・ククレジャ
マルク・ククレジャ・サセタ(Marc Cucurella Saseta, 1998年7月22日 - )は、スペイン・カタルーニャ州バルセロナ県アレジャ出身のプロサッカー選手。プレミアリーグ・チェルシー所属。スペイン代表。ポジションはディフェンダー、ミッドフィールダー。 クラブ経歴バルセロナ2006年にRCDエスパニョールのカンテラに入団すると、その6年後の2012年にはFCバルセロナの育成組織であるラ・マシアに入団。2016年にプロ契約を結ぶとFCバルセロナBに配属され、11月26日のCEルスピタレート戦でプロデビューを果たした[1]。 2017年7月7日にバルセロナと2021年までの契約に合意すると、2017-18シーズンはトップチームのメンバーにも招集され、10月25日の国王杯のレアル・ムルシア戦でトップチームデビューを果たした[2]。同シーズンは国王杯優勝を経験したものの、ラ・リーガ出場までには至らなかった。 エイバル2018年8月31日、SDエイバルへのローン移籍が決定[3][4]。11月24日の本拠地エスタディオ・ムニシパル・デ・イプルーアでのレアル・マドリード戦では、全3得点に絡む活躍で、3-0の歴史的アップセットを達成[5][6][7][8][9][10]。2019年1月14日のカンプ・ノウでのバルセロナ戦では、試合前にローン元のチーム相手との対戦に意気込んだものの[11][12]、試合は0-3で敗れた[13]。のちに、このシーズンに指導を受けたホセ・ルイス・メンディリバル監督に対して「彼は僕に自信を持たせてくれ、守備面の役割を完遂できるようになった。」と大きな影響を受けたことを明かしている[14]。 2019年5月27日、エイバルは買取オプションを行使したことを発表した[15][16]。 バルセロナ復帰2019年7月16日、FCバルセロナは400万ユーロを支払い、ククレジャの買い戻しオプションを行使したことを発表した[17]。SDエイバルが買取オプションを行使した際に発生した費用が200万ユーロであることを明かした。 ヘタフェ2019年7月18日、ヘタフェCFへ買い取りオプション付きのローン移籍した[18]。買い取りオプションを行使した場合、600万ユーロの移籍金を支払う必要がある。また、将来ヘタフェから移籍した場合、移籍金の40%はFCバルセロナが受け取ることになる[19]。 2020年6月30日、ヘタフェは買い取りオプションを行使し、FCバルセロナに1000万ユーロを支払い、バルセロナは将来的に選手が売却される場合、10%の権利を保有する[20]。 ブライトン2021年8月31日、元スペイン代表で現役引退後はブライトンのスカウト担当を担っていたパブロ・イバニェスの目に留まり[21]、5年契約でブライトンに移籍[22]。移籍金は推定1500万ポンドと推定されている[23]。2021-22シーズンは定位置を掴み、公式戦36試合に出場し、1ゴール、1アシストを記録した。 チェルシー2022年8月5日、プレミアリーグのサイドバックにおいて史上最高額となる6,200万£もの移籍金でトーマス・トゥヘル監督率いるチェルシーへ6年契約で移籍すると[24]、7日に行われた2022-23シーズン開幕戦のエバートン戦で後半75分に投入され、チェルシーでの公式戦デビューした。さらに、その翌節のトッテナム戦ではコーナキックからカリドゥ・クリバリのゴールをアシストして移籍後初アシストを記録した[25]。チェルシーではサイドバックはもちろん、ウイングバックや3バックの一角でプレーした。 2023年4月1日にスタンフォード・ブリッジ で行われたアストン・ヴィラ戦では、相手MFのドウグラス・ルイスのロングパスの処理を誤ってオリー・ワトキンスのゴールを献上。チームはホームでの試合でありながら0-2で敗れ、この試合後にグレアム・ポッター監督は解任されることとなった[26][27]。 2023−24シーズンは背番号を3に変更した。 代表経歴プロデビュー前の2014年から、各世代別のスペイン代表に、随時招集されている。 2020年11月11日に行われたスペイン代表とオランダ代表の国際親善試合で ホセ・ルイス・ガヤが負傷離脱したことを受け翌12日に追加招集された。 A代表への選出は初となる。 2021年6月29日、2020東京オリンピックを戦うU-24スペイン代表に選出された。 2024年、UEFA EURO 2024のメンバーに選出され、決勝のイングランド戦ではオーバーラップから、ミケル・オヤルサバルの決勝点をアシストした[28]。 人物タイトル代表
脚注
外部リンク
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