ホルヘ・マリオ・ペドロ・バルガス・リョサ(Jorge Mario Pedro Vargas Llosa, 1936年3月28日 - )は、ペルーの小説家。アレキパ出身。ラテンアメリカ文学の代表的な作家でありジャーナリスト、エッセイストでもある。主な作品に『都会と犬ども』『緑の家』『世界終末戦争』など。1976年から1979年、国際ペンクラブ会長。2010年ノーベル文学賞を受賞。
母・Dora Llosa Ureta (1914-1995) ‐ アレキパ出身。夫と別れた後、子連れでアレキパの実家で暮らし、1937年に一家全員でボリビアのコチャバンバに移住。祖父が農場管理の仕事で家計を支えていたが、1945年に親戚のホセ・ブスタマンテ・イ・リベロ(es:José Luis Bustamante y Rivero)がペルーの第33代大統領に当選したことにより、一家でペルーに戻り、祖父が知事職を得たピウラで祖父とリョサと3人で暮らす。翌年夫と復縁し、リョサを連れてリマに転居。
妻・ フリア(es:Julia Urquidi Illanes, 1926-2010) ‐ 1955年結婚、1964年離婚。コチャバンバ生まれのボリビア人。ラパス市長室儀典長やボリビア大統領夫人の私設秘書を務めた。リョサの小説『フリアとシナリオライター』の登場人物であるフリア叔母さんのモデル。リョサとは親戚でもあり、フリアの姉の夫がリョサの伯父。リョサがフリアの姪と不倫し離婚、1983年にリョサとの結婚生活について著書『Lo que Varguitas no dijo(パルギタスが言わなかったこと)』を出版。
マルケス夫妻は事件の翌日友人のカメラマンを訪ね、目の縁が痣で黒く変色したマルケスの顔を撮影させた。マルケス自身は写真を公けにすることはなかったが、2007年にカメラマンが公開した[6]。2019年にはこの事件が『Boom. Historia de un puñete』のタイトルでコミック化された[5]。
Los cachorros (1959) (鈴木恵子・野谷文昭訳『小犬たち/ボスたち』国書刊行会〈ラテンアメリカ文学叢書〉 1978年) 「小犬たち」は『ラテンアメリカ五人集』(集英社文庫、新版2011年7月)にも収録 「ボスたち Los jefes」は処女短篇集、「小犬たち Los cachorros」は、8年後(1967)に書かれた中篇。 映画化「The Cubs」(1973) Jorge Fons監督 ホゼ・アロンソ主演(日本未公開)
La ciudad y los perros (1963) (杉山晃訳『都会と犬ども』新潮社 1987年、新版2010年) (寺尾隆吉訳『街と犬たち』光文社古典新訳文庫 2022年6月) 映画化「La ciudad y los perros」(The City and the Dogs)(1985)フランシスコ・J・ロンバルディ監督 ホゼ・ワタナベ、バルガス・リョサ脚本 パブロ・セラ主演(日本未公開)
Conversación en La Catedral (1969) (桑名一博・野谷文昭訳『ラ・カテドラルでの対話』集英社〈世界の文学30〉 1979年→集英社〈ラテンアメリカの文学17〉 1984年) (旦敬介訳 『ラ・カテドラルでの対話』岩波文庫(上下) 2018年6月・7月)
Pantaleón y las visitadoras (1973) (高見英一訳『パンタレオン大尉と女たち』新潮社 1986年) 映画化「囚われの女たち」(2000)(日本:劇場未公開・DVD化)、「Pantaleón y las visitadoras」(1975) ホゼ・マリア・グティエレス・サントスとバルガス・ジョサ自身の手で映画化
Los Jaivas - "Alturas de Macchu Picchu" (1981) - チリのロック・バンド Los Jaivas の演奏のテレビ放送映像。2005年にDVDとして発売されている。Pablo Neruda の叙事詩を題材にした作品 "Alturas de Macchu Picchu" について、現地のマチュピチュにて解説者として出演。