ブランドン・ワークマン
ブランドン・カーリン・ワークマン(Brandon Carlin Workman, 1988年8月13日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州アーリントン出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。 経歴プロ入りとレッドソックス時代2010年のMLBドラフト2巡目(全体57位)でボストン・レッドソックスから指名され、契約金80万ドルで入団[1]。 2012年はAA級ポートランド・シードッグスでプレー。 2013年はAAA級ポータケット・レッドソックスで開幕を迎えるも、アンドリュー・ミラーの故障者リスト入りに伴い、メジャー昇格。7月20日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビュー。その後は、ポストシーズンでも合計7試合に登板するなど、レッドソックスのブルペンの一角を担った。 2014年3月7日にレッドソックスと1年契約に合意した[2]。レギュラーシーズンでは19試合に投げ、前年と比べ先発登板する機会が大幅に増えた。6月10日のボルチモア・オリオールズ戦では、7回途中を1安打無失点に抑える好投を披露して初勝利を収める[3]ものの、以降の12試合・11先発の登板で10連敗を喫するなどし、通算では1勝10敗、防御率5.17という不本意な成績に終わった。 2015年6月15日にトミー・ジョン手術を受けた[4]。結局、2015年は登板ゼロに終わった。 2016年もメジャーのマウンドに登る事なくシーズンを終えた。マイナーでは3ランクで計10試合に登板したが、防御率7.65、WHIP1.85と大炎上だった。 2017年はメジャーのマウンドに復帰し、33試合にリリーフ登板した。1勝1敗、防御率3.18、WHIP1.21と手術前よりも好成績を挙げた。 2018年の1月に年俸調停で83万5000$の単年契約を結んだ[5]。また、2018年から背番号を67から44に変えた[6][7]。スプリングトレーニング中のプレシーズン・ゲームで9登板、防御率5.59、WHIP1.76とある程度の結果だったことからAAA級ポータケットで開幕を迎えることになった[8]。6月5日にドリュー・ポメランツの故障者リスト入りにより、メジャーへの昇格を果たす[9]。6月と7月で21登板で18回と2/3回を投げ、防御率は2.89だった。7月26日にネイサン・イオバルディがロースターに入るためAAA級ポータケットに降格した[10]。7月31日から8月12日にかけて[10][11]クリス・セールが故障者リストに入ったため、その期間メジャーに昇格し5登板で5回と2/3回を投げ、1失点・防御率1.59だった。8月18日に再びセールが故障者リストに入ったため、メジャーに昇格した[11]。レギュラーシーズンでは、43登板で41回と1/3回を投げ、6勝1敗、防御率3.27、37奪三振を記録した。ポストシーズンでは、2018年のアメリカンリーグディビジョンシリーズと2018年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズのロースターに入ったが、3登板で1回を投げ、5失点を許した。2018年のワールドシリーズではワークマンの代わりにポメランツがロースターに入った[12]。その後、レッドソックスはワールドシリーズ優勝を決め、自身のキャリアで2回目のワールドシリーズ優勝を経験した[13]。 フィリーズ時代2020年8月21日にニック・ピベッタ、コナー・シーボルドとのトレードで、ヒース・ヘンブリーと共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[14]。オフの10月28日にFAとなった[15]。 カブス時代2021年2月18日にシカゴ・カブスと100万ドルの単年契約を結んだ[16]。オプションとして最大200万ドルの出来高が含まれる。4月29日にDFAとなり[17]、その後自由契約となった。 レッドソックス復帰2021年5月6日に古巣のレッドソックスとマイナー契約を結んだ[18]。6月3日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[19]。7月29日にDFAとなり、8月1日にマイナー契約を拒否してFAとなった[20]。 レンジャーズ傘下時代2022年3月11日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加したが、開幕ロースターを勝ち取ることはできず、4月5日に自由契約となった[21]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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