バーンナーサーン郡座標: 北緯8度48分0秒 東経99度21分54秒 / 北緯8.80000度 東経99.36500度
バーンナーサーン郡(バーンナーサーンぐん)はタイ南部・スラートターニー県の郡(アムプー) 名称バーンナーサーンとは田んぼの村という意味である。 歴史郡の歴史はラムプーン郡(タイ北部のラムプーンとは綴りは同じだが違う。)の時代までさかのぼることができる。ラムプーン郡は19世紀後半、現在のスラートターニー県南部の広大な地域を管轄していた。元々7つタムボンがありタムボン・バーンナー、タムボン・タールア、タムボン・コープケープ、タムボン・トゥンタオ、タムボン・イパン、タムボン・プラセーン、タムボン・パノムであった。1899年ラムプーン郡の南部が切り取られプラセーン郡、パノム分郡となった。 元々、ラムプーン郡はナコーンシータンマラート県の管轄下にあったが、1906年、チャイヤー県(現・スラートターニー県)に移譲された[1]。 1918年4月29日郡庁がタムボン・バーンナー(現・バーンナードゥーム郡)にあったので、郡の名前はラムプーンからバーンナーへと変更された。1938年7月1日郡庁がタムボン・ナーサーンに移動したため、1939年4月20日にバーンナーからバーンナーサーンへと名称が変更された[2]。1970年代バーンナーサーンは相次いで分離し、キエンサー郡、ウィエンサ郡、バーンナードゥーム郡が分離して郡を形成した。 地理郡の東部はナコーンシータンマラート山脈の一部であり、タイロムイェン国立公園に指定されている。西部にはターピー川の形成した平地が広がる。郡の主な水源は同河川や、ラムプーン川などである。 交通はタイ国鉄が通っている。国道41号線が南北に延び、南はパッタルン方面と北はプンピン方面と通じる。国道44号線が東西に延びており西はアーオルック方面と東はカーンチャナディット方面と通じる。国道4009号線が北に延びスラートターニー方面と、国道4178号線が西北に延びておりバーンナードゥーム方面とつながっている。 経済郡内の主な産業は農業で、パラゴムノキの生産やランブータンやマンゴスチンなどの果物の生産が盛んである。 行政区分郡は11のタムボンに分かれ、さらにその下位に65の村(ムーバーン)がある。自治体(テーサバーン)があり以下のようになっている。
また郡内には10のタムボン行政体(オンカーンボーリハーンスワンタムボン)がある。 脚注
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