ノーンプラードゥック駅
ノーンプラードゥック駅(ノーンプラードゥックえき、タイ語:สถานีรถไฟชุมทางหนองปลาดุก)は、タイ王国中部ラーチャブリー県バーンポーン郡にある、タイ国有鉄道南本線の駅である。 概要ノーンプラードゥック駅は、タイ王国中部ラーチャブリー県の人口17万人が暮らすバーンポーン郡にある、タイ国有鉄道南本線の駅である。当駅は、タイ国鉄鉄道駅の中で3路線が乗り入れている唯一の駅である(貨物線が乗り入れているケンコーイ駅、及びバンコク都内都市交通駅を除く)であるが、当駅乗り入れ列車は8往復[注釈 1]の普通列車のみである(特急、急行、快速は停車しない)。なお、ノーンプラードゥックとはタイ語で「鯰(ナマズ)沼」の意味である。 ナムトック支線ナムトック支線には週末に限り観光列車として(下り)909・(上り)910列車が設定されている。両列車はフワヒン方面の(下り)911・(上り)912列車との併結運転で、当駅で分割・併結が行われる。 スパンブリー支線輸送密度が非常に低いことで知られるスパンブリー支線は、過去に特急列車を走らせる試みもあったが[1]、普通旅客列車が毎日1往復のみ運転される状況が続いていた。 2022年3月時点では、下り355列車が日曜、上り356列車が月曜のみ運転されるという週1往復体制に変更されている[1]。なお他の曜日は当駅を終点・起点としてバンコク側のみ毎日運転されている。 一方で、支線では初となる貨物輸送実験が2022年3月22日より開始された[1]。 歴史1903年6月19日、当駅を含むタイ国鉄南本線第一期区間トンブリー - ペッチャブリー駅間が開通[2]。 第二次世界大戦中大日本帝国陸軍による泰緬鉄道の建設が、1942年6月より開始され、1943年10月に全通した[3]。戦後タイ政府が連合軍より購入し、整備の上再開された[4]。 当駅開設より60年後の1963年6月16日に、3番目の路線であるスパンブリー線が開設された。その後当線のスパンブリー駅より、北本線バンパワイ駅(クルンテープ駅より127.44km地点)までの接続計画もあったが、実現せずに今日に至っている[5]。
計画
駅構造単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している[7]。 駅周辺の施設等民家に囲まれ閑散としているが、南本線複線化事業に伴い、工事車両基地が設置された[8]。 注釈
脚注
参考文献
関連項目 |