チアゴ・サントス
チアゴ・サントス(Thiago Santos、1984年1月7日 - )は、ブラジルの男性総合格闘家。リオデジャネイロ州リオデジャネイロ出身。タタ・ファイトチーム/アメリカン・トップチーム所属。 来歴リオデジャネイロの貧困街で生まれ、幼少期は胃に悪性の嚢胞ができ、切除されるまで闘病を強いられた。その後、リオデジャネイロで大規模な洪水が発生したことによって、サントス一家は家を失い、一時期ホームレスとして生活していた。最終的に、リオデジャネイロの貧困街で治安の悪い街シダーデ・デ・デウスの近隣に移住した。 カポエイラを8年間学び、他にもムエタイやブラジリアン柔術を習得し、2010年にプロ総合格闘技デビュー[2]。 TUF2013年3月、リアリティ番組「The Ultimate Fighter」のBrazil 2に参加。ファブリシオ・ヴェウドゥム率いるチーム・ヴェウドゥムに所属。ウェルター級トーナメント1回戦でペドロ・イリエと対戦し、3-0の判定勝ち。2回戦でレオナルド・サントスと対戦し、0-3の判定負けを喫した。 UFC2013年8月3日、クリント・ヘスターの代役でUFC初参戦となったUFC 163でセザール・フェレイラと対戦し、ギロチンチョークで一本負け。UFC初戦は黒星デビューとなった。 2014年3月23日、UFC Fight Night: Shogun vs. Henderson 2でホニー・マルケスと対戦し、左ミドルキックでダウンを奪い、パウンドで開始53秒のTKO勝ち。UFC初勝利となった。 2015年6月27日、UFC Fight Night: Machida vs. Romeroでスティーブ・ボッセと対戦し、試合開始29秒に左ハイキックでKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2016年7月9日、UFC 200でミドル級ランキング8位のゲガール・ムサシと対戦し、右フックからのパウンドで1RTKO負けを喫した。 2017年2月19日、UFC Fight Night: Lewis vs. Browneでジャック・マーシュマンと対戦し、右スピニングヒールキックでダウンを奪い、パウンドで2RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2017年10月28日、UFC Fight Night: Brunson vs. Machidaでジャック・ハーマンソンと対戦し、1R終盤にパンチ連打でダウンを奪い、パウンドでTKO勝ち。 2018年2月3日、UFC Fight Night: Machida vs. Andersでアンソニー・スミスと対戦。序盤から一進一退の攻防を繰り広げ、2Rに左ミドルキックを効かせ、パウンドでTKO勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2018年4月21日、UFC Fight Night: Barboza vs. Leeでミドル級ランキング8位のデヴィッド・ブランチと対戦し、右フックでダウンを奪われ追撃のパウンドで1RKO負け。 2018年9月22日、ライトヘビー級転向初戦となったUFC Fight Night: Santos vs. Andersでエリク・アンダースと対戦。サントスの攻撃によるダメージで、3R終了時にアンダースが立ち上がれなかったため、レフェリーストップによるTKO勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2018年12月8日、UFC 231でライトヘビー級ランキング7位のジミ・マヌワと対戦。激しい打撃戦となり、左フックで2RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2019年2月24日、UFC Fight Night: Błachowicz vs. Santosでライトヘビー級ランキング4位のヤン・ブラホヴィッチと対戦し、前進したブラホヴィッチにカウンターの左フックでダウンを奪い、パウンドで3RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞し、ライトヘビー級転向後3連勝となった。 2019年7月6日、UFC 239のUFC世界ライトヘビー級タイトルマッチで王者ジョン・ジョーンズに挑戦。パンチを何度もヒットさせ、カーフキックでぐらつかせるなど健闘するものの、1-2の5R判定負け。王座獲得に失敗したが、ジョーンズに初のスプリット判定を与えた。サントスは試合で左膝の前十字靱帯、内側側副靱帯、後十字靱帯、半月板を断裂、右膝の靭帯も部分断裂して手術を受けた[3]。 2020年11月7日、約1年4カ月ぶりの復帰戦となったUFC Fight Night: Santos vs. Teixeiraでライトヘビー級ランキング3位のグローバー・テイシェイラと対戦。1Rに左右フックでぐらつかせ、3Rには左フックでダウンを奪うものの、グラウンドで圧倒され最後はリアネイキドチョークで3R一本負け。 2021年3月6日、UFC 259でライトヘビー級ランキング4位のアレクサンダル・ラキッチと対戦し、0-3の判定負け。3連敗となった。 2021年10月2日、UFC Fight Night: Santos vs. Walkerでライトヘビー級ランキング10位のジョニー・ウォーカーと対戦し、3-0の5R判定勝ち。 2022年3月12日、UFC Fight Night: Santos vs. Ankalaevでバンタム級ランキング6位のマゴメド・アンカラエフと対戦し、0-3の5R判定負け。 2022年8月6日、UFC on ESPN: Santos vs. Hillでライトヘビー級ランキング10位のジャマール・ヒルと対戦し、グラウンドの肘打ち連打で4RTKO負け。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[4]。 PFL2023年4月1日、PFL初参戦となったPFL 1でロブ・ウィルキンソンと対戦し、判定負け。しかし後日、ウィルキンソンの体内から禁止薬物の陽性反応が出たため、裁定がノーコンテストに変更された。 2024年2月24日、PFL vs. Bellator: Champsでヨエル・ロメロと対戦し、0-3の判定負け。 人物・エピソード
戦績
表彰
脚注
関連項目外部リンク |
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