エリク・アンダース(Eryk Anders、1987年4月12日 - )は、アメリカ合衆国の男性総合格闘家。フィリピンのクラーク空軍基地出身。ファイト・レディMMA所属。元LFAミドル級王者。
来歴
母親がアメリカ空軍で働いていたため、フィリピンのクラーク空軍基地で生まれた[1]。少年時代は日本やアメリカの各州を転々とする生活を送ったが、高校生になるとテキサス州サンアントニオに移り住み、アメリカンフットボールに打ち込んだ[1]。
高校卒業後はカレッジフットボールの強豪校アラバマ大学に進学し、ラインバッカーとして活躍[2]。2009年のBCSナショナル・チャンピオンシップ・ゲームでは、7タックルと1サック、ファンブルフォースを奪い、勝利に貢献した[2]。大学卒業後、NFLのクリーブランド・ブラウンズと契約して入団した。
2011年から総合格闘技のトレーニングを始め、2012年にアマチュアデビュー。アマチュアで13勝3敗1分けの戦績を残す。2015年にプロデビューを果たした[2]。
Bellator
2016年10月21日、Bellator 162でブライアン・ホワイトと対戦。試合開始直後に左フックでダウンを奪い、わずか23秒でTKO勝ちを収めた。
LFA
2017年6月23日、LFA 14の初代ミドル級王座決定戦でブレンダン・アレンと対戦し、3-0の判定勝ち。王座獲得に成功した。
UFC
2017年7月22日、UFC on FOX 25でハファエル・ナタウと対戦。アレッシオ・デ・キリコの負傷欠場により、試合前週に急遽UFC初参戦が決まったが[3]、1Rに左ストレートでKO勝ちを収めた。
2018年2月3日、UFC Fight Night: Machida vs. Andersでミドル級ランキング13位のリョート・マチダと対戦し、1-2の5R判定負け。キャリア初黒星を喫した。
2018年8月25日、UFC Fight Night: Gaethje vs. Vickでティム・ウィリアムズと対戦し、3R終了間際に左ハイキックでKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2018年9月22日、UFC Fight Night: Santos vs. Andersでチアゴ・サントスと対戦。側頭部に肘打ちをもらい続け、3R終了時にアンダースが立ち上がれなかったため、レフェリーストップによるTKO負け。敗れはしたものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2018年12月8日、UFC 231でミドル級ランキング14位のイライアス・テオドロウと対戦し、1-2の判定負け。
2019年6月29日、UFC on ESPN: Ngannou vs. dos Santosでヴィニシウス・モレイラと対戦し、左ストレートでダウンを奪い、パウンドで1RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2023年6月10日、UFC 289でマルク=アンドレ・バリオーと対戦し、判定負け。敗れはしたものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
戦績
総合格闘技 戦績
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24 試合
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(T)KO
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一本
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判定
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その他
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引き分け
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無効試合
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16 勝
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9
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1
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6
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0
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0
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1
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8 敗
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1
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1
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6
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0
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獲得タイトル
表彰
- UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(2回)
- UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト(2回)
出典
関連項目
外部リンク