ジョーダン・ヘンダーソン
ジョーダン・ブライアン・ヘンダーソン (Jordan Brian Henderson、1990年6月17日 - )は、イングランド・サンダーランド出身のサッカー選手。エールディヴィジ・アヤックス・アムステルダム所属。イングランド代表。ポジションはミッドフィールダー。2020年以降センターバックとして起用されていたこともあった[3][4]。 クラブ経歴生い立ちサンダーランドAFCに加入する前は地元サンダーランドのスポーツ・カレッジ(Farringdon Community Sports College)に通っていた。 サンダーランド2008年にチェルシー戦でデビュー[5]。2009年にはコヴェントリー・シティFCにローン移籍した[6]。シーズン終了とともにサンダーランドのファーストチームに戻り、カーリング・カップのバーミンガム戦でファーストチーム初ゴールを挙げた[7]。また、マンチェスター・シティ戦でプレミアリーグ初ゴールを挙げた[8]。 リヴァプール![]() 2011年にリヴァプールに移籍。度重なる怪我の影響で活躍できず、このシーズン開幕前にはブレンダン・ロジャーズより、「移籍先を探してもよい」と事実上の戦力外通告を受けていた[9]。しかし、このシーズン中盤以降にジョー・アレンの負傷も重なり、レギュラーの座についた。 2014-15シーズンシーズンからリヴァプールの副キャプテンに就任した[10]。キャプテンのスティーヴン・ジェラードが不在の時はキャプテンを任された。しかし、2014-15シーズンもリヴァプールは無冠に終わり、キャプテンのジェラードもチームを去ることになった。 長年キャプテンを務めていたジェラードが退団し、有力な次期キャプテン候補と見られ、2015-16シーズンからリヴァプールのキャプテンに就任[11][12]。 2016-17シーズン、2016年9月19日のチェルシー戦で25ヤードのシュートを決めチームを勝利に導いた。また、このゴールは2016年9月の最優秀ゴールに選ばれたが[13] [14]、2016-17シーズンは怪我の為24試合の出場に留った。 2017-18シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ決勝ではレアル・マドリードに敗れたが、キャプテンとしてチームを決勝に導き、2018年9月、リヴァプールと5年間の契約延長に達した[15]。 2018-19シーズン、チャンピオンズリーグ準決勝バルセロナ戦の2ndレグではディヴォック・オリジのゴールにつながるシュートを放つなど、フル出場し[16]、キャプテンとしてチームを2年連続の決勝へ導いた。決勝のトッテナム・ホットスパー戦でも先発フル出場し[17]、優勝カップを掲げた。 2019-20シーズン、FIFAクラブワールドカップ、準決勝のモンテレイ戦では初めてセンターバックとしてプレーして勝利[3]。決勝のフラメンゴ戦では本来の中盤でプレーし、前身のトヨタカップを含めチーム初の世界一のタイトル獲得に貢献した。加入後これまでで最良のシーズンを過ごし、チームにとって欠かせないキャプテンとして、30年振りとなるリーグ優勝に貢献した[18]、FWA(イングランド・サッカー記者協会)が選ぶ年間最優秀選手賞を受賞した[19]。 2020-21シーズン、2月20日のエヴァートン戦で負傷、長期離脱の見込みとなった[20]。 2021-22シーズン、9月15日に行われたチャンピオンズリーグのACミラン戦でヘンダーソンは同大会では7年振りとなるゴールを決めて勝利した[21]、13日後に開催されたFCポルトとの対戦でクラブ通算400試合出場を果たした[22]。 アル・イテファク2023年7月27日、かつてのチームメイトであるスティーブン・ジェラード監督率いるアル・イテファクに移籍が完了したことがリヴァプールのクラブ公式サイトで発表された[23]。しかしチームは8位と苦戦し、ヘンダーソン自身も環境の変化に対応しきれず、退団を希望としていると伝えられた。 アヤックス2024年1月18日、アル・イテファクとの契約を解除し、アヤックス・アムステルダムへ2年半契約を結んだことが発表された。 代表経歴2009年、U-19チェコ代表戦でU-19イングランド代表デビュー。U-21イングランド代表にも選出され、U-21ルーマニア代表戦では代表初ゴールとなるボレーシュートを決めている[24]。2010年にはイングランドA代表に選出され、フランス戦でデビューした[25]。 2014年のワールドカップメンバーに選出されると、グループリーグでは2試合に先発出場(ともに途中交代、1試合は欠場)したがチームはコスタリカに首位通過を許し、ウルグアイ、イタリアにも後れを取り、最下位で敗退となった。 UEFA EURO 2016のメンバーに選ばれ、グループステージ最終戦のスロバキア戦でプレーした。 2018 FIFAワールドカップメンバーに選出された。ベスト16のコロンビア戦ではPK戦でPKを失敗したが、チームは勝利した。 2020年、UEFAネーションズリーグ3位に導いた功績や、EURO2020出場を決めた功績が評価され、ラヒーム・スターリング、ハリー・ケインらを抑えイングランド代表年間最優秀選手に選ばれた[26]。 2021年、UEFA EURO 2020、準々決勝のウクライナ戦では途中出場すると、メイソン・マウントのコーナーキックを頭で合わせゴール、約25年振りとなる準決勝進出に貢献した[27]。このゴールは、自身のフル代表初ゴールとなった。 2022年、ワールドカップカタール大会のメンバーに選出され、決勝トーナメント1回戦のセネガル戦で先制点となるゴールを挙げた[28]。 エピソード
個人成績クラブでの成績
代表での出場
代表での得点
タイトル
脚注
関連項目外部リンク
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