ジャレッド・ケルニック
ジャレッド・ロバート・ケルニック(Jarred Robert Kelenic,[注釈 1] 1999年7月16日 - )は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキー出身のプロ野球選手(外野手)。左投左打。MLBのアトランタ・ブレーブス所属。 経歴プロ入り前ウォキショー西高等学校時代の2017年にはU-18ワールドカップにアメリカ合衆国代表として出場しており、大会優勝を経験している[2]。 プロ入りとメッツ傘下時代2018年のMLBドラフト1巡目(全体6位)でニューヨーク・メッツから指名され[3]、15日に契約を結んだ(契約金は約450万ドル)[4]。なお、契約しない場合はルイビル大学へ進学の予定であった[5]。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・メッツでプロデビュー。アパラチアンリーグのルーキー級キングスポート・メッツでもプレーし、2球団合計で56試合に出場して打率.286、6本塁打、42打点、15盗塁を記録した。 マリナーズ時代2018年12月1日にエドウィン・ディアス、ロビンソン・カノ、及び金銭2000万ドルとのトレードで、ジェイ・ブルース、アンソニー・スウォーザック、ヘルソン・バティスタ、ジャスティン・ダンと共にシアトル・マリナーズへ移籍した[6]。 2020年はCOVID-19の影響でマイナーリーグが中止されたため、公式戦の出場は無かった。 2021年は傘下のAAA級タコマ・レイニアーズで開幕を迎えた。5月13日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入り[7]。同日のクリーブランド・インディアンス戦に「1番・左翼手」で先発出場してメジャーデビューを果たした[8]。5月14日のインディアンス戦でアーロン・シバーレからメジャー初安打となる2点本塁打を放った[9]。その後23試合に出場するも打率.096と不振で、6月7日にAAA級タコマへ降格した[10]。 2022年はマリナーズで開幕を迎えたが、30試合で打率.140と不振にあえぎ、タコマに降格した。その後は昇格と降格を繰り返し、マリナーズでは54試合で打率.141と2年連続で不振のシーズンとなった。2022年のシーズン終了時点でケルニックのメジャーリーグでの通算打率は.168で、これは550打席以上の打者ではジョン・ブコビッチの.161に次ぐワースト2位の成績となった。 2023年は開幕からマリナーズでスタメンに定着し、4月には自身初となる4試合連続ホームランを放った。7月19日の時点で94試合のうち90試合に出場し、打率.252、11ホームラン、45打点、12盗塁と飛躍のシーズンを遂げたが、同日のツインズ戦で3点を追う9回無死一、二塁の場面で見逃し三振をした怒りのあまり、ベンチでウォータークーラーを蹴り飛ばして左足を骨折し、シーズンの佳境でチームを離脱する失態を犯した[11]。 ブレーブス時代2023年12月3日にジャクソン・カワー、コール・フィリップスとのトレードで、マルコ・ゴンザレス、エバン・ホワイト、金銭と共にアトランタ・ブレーブスへ移籍した[12]。 2024年は外野のレギュラーに定着したものの、前年より成績を下げてしまった。 移籍2年目の2025年は開幕から打率.167(60打数10安打)、2本塁打、2打点、OPS.531と打撃不振に苦しみ、4月29日にAAA級グウィネット・ストライパーズに降格した [13]。 プレースタイル流麗なスイングからラインドライブを広角に放つ中距離打者。身体能力は高い一方で中堅手としての守備の評価は分かれるが、適性は憧れのブライス・ハーパーのような強肩を生かした右翼手という声もある[14]。 詳細情報年度別打撃成績
年度別守備成績
記録
背番号
脚注
注釈関連項目外部リンク
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