ゴルフ (任天堂)
『ゴルフ』(GOLF)は、1984年に任天堂より発売されたファミリーコンピュータ用スポーツゲームである。ファミコン向けでは初のゴルフゲーム。 大人も楽しめるシステムが中高年層に受けてロングセラーとなり、約246万本を売り上げた。後に同社から発売される、全スポーツゲームの中で売り上げ2位に位置している[注釈 1]。 後に他機種向けに移植された(#移植版)。 ゲーム内容ボールを打つ操作は、スイングの開始、ショットの強さの決定、飛球の曲がり具合の変更に分けて行われる。 コースは全18ホールで風向きや芝目も再現されている。使われる長さの単位はヤードではなくメートルになっている[注釈 2]。また海外版ではヤード表記である。 プレイヤーが操作するキャラクターは同社の『ドンキーコング』などに登場するマリオに酷似した髭の生えたおじさんであり、マリオであると紹介した書籍[4]がある一方、マリオではないと紹介した書籍[5]もあり、定まっていなかった。後にこのおじさんはおっさんという名前で2008年8月28日に同社から発売されたWii用アクションアドベンチャーゲーム『キャプテン★レインボー』に登場したことでマリオではないことが確定した。 なお本作にはBGMが無く効果音のみである。 移植版アーケード(任天堂VS.システム)、ファミリーコンピュータ ディスクシステム、ハドソンからは『任天堂のゴルフ』のタイトルでPC-8801にも移植された。アーケード版においては、CPU相手にマッチプレイを楽しむことが可能である。また、FC版は『どうぶつの森』シリーズのファミコン家具として収録されたほか、Wii U向けバーチャルコンソールで配信された。
Nintendo Switchのイースターエッグとして、ファミコン版『ゴルフ』に加速度センサー・ジャイロセンサー操作を加えたものが収録されていたが、本体のシステム更新(Ver.4.0.0)で削除された[10]。
スタッフ
評価
ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「シンプルなゲームではあるが、良い出来だったと思う」と紹介されている[1]。 ゲームボーイ版
ゲームボーイ版はキャラクターが小さめとなっており、コース上に表示される。JAPANコースと上級者向けのU.S.A.コースの計36ホール。ニンテンドー3DS向けバーチャルコンソールで配信。 移植版
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計26点(満40点)[19]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り22.88点(満30点)となっている[15]。
備考
脚注注釈出典
関連項目外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia