クシシュトフ・ピョンテク
クシシュトフ・ピョンテク(Krzysztof Piątek,1995年7月1日 - )は、ポーランド・ドルヌィ・シロンスク県ジェルジョニュフ出身のサッカー選手。スュペル・リグ・イスタンブール・バシャクシェヒル所属。ポーランド代表。ポジションはフォワード。 日本語では氏名の表記に大きなばらつきがあり、クシシュトフ・ピオンテク[3][4][5]、クリシュトフ・ピョンテク[6][7][8][9][10]、クリストフ・ピョンテク[11]、クリストフ・ピアテク[12][13]、などと表記されることがある。 クラブ経歴初期の経歴KSニエムツァンカ・ニエムツァやジェヴョンツカ・ジェルジョニュフの育成組織出身[14][15]。レヒア・ジェルジョニュフへ移籍し、17歳の時にIIIリガ(4部リーグ相当)所属のトップチームでデビューを果たした[16]。 ザグウェンビェ・ルビン、クラコヴィア2013年にエクストラクラサのザグウェンビェ・ルビンに移籍[15]。2015-16シーズンにはリーグ戦33試合に出場し6得点を決めたが、翌2016-17シーズンには出場機会が減少し、5試合の出場に留まった[17]。 2016年夏、エクストラクラサのKSクラコヴィアに移籍した。契約期間は4年で移籍金は50万ユーロと推定される[17]。クラコヴィアでは公式戦65試合に出場し32得点を記録[18]、2017-18シーズンのリーグ戦では21得点を記録し得点ランキングの3位につけた[19]。 ジェノア2018年6月8日、イタリア・セリエAのジェノアCFCと4年契約を締結した[19]。移籍金は400万ユーロと推定される[19]。8月11日に行われたコッパ・イタリア3回戦のUSレッチェ戦でデビューをすると、この試合でハットトリックを含む4得点を記録[20]。8月26日に行われたエンポリFC戦でリーグデビューを果たし、この試合で初得点を決めたのを皮切りにリーグ戦において7試合連続得点を記録した[21][22]。この活躍によりイタリア国内だけでなくヨーロッパの有力クラブが関心を示し、冬の移籍市場での放出の可能性が報じられた[21][22]。 ACミラン2019年1月23日、ACミランと2023年6月30日まで契約を結んだ[23]。移籍金は3500万ユーロと推定される[24]。1月26日に行われたセリエA第21節のSSCナポリ戦でリーグデビューを果たすと[25]、1月29日に行われたコッパ・イタリア準々決勝のSSCナポリ戦で初得点を含む2得点を決めた[26]。 2月3日に行われたASローマ戦でリーグ初得点を決めると[27]、2月10日に行われた第23節のカリアリ・カルチョ戦では公式戦3試合連続ゴールを決めてUEFAチャンピオンズリーグ出場圏内をキープした[28]。この試合の時点で公式戦5試合に出場し6得点をあげたが、加入直後の記録としてはマルコ・ファン・バステン、ジョージ・ウェア、アンドリー・シェフチェンコといったOBたちを上回るものとなっている[29]。 2019-20シーズンから背番号が19から9に変更することが決定。 ヘルタ・ベルリンフィオレンティーナ2022年1月8日、ACFフィオレンティーナへの買取オプション付きのローン移籍が発表された[31][32]。 サレルニターナ2022年9月1日、USサレルニターナ1919への買取オプション付きのローン移籍が発表された[33]。 イスタンブール・バシャクシェヒル2023年7月18日、イスタンブール・バシャクシェヒルFKに3年契約で移籍した[34]。 代表経歴2015年からユース世代のポーランド代表に招集され、U-21ポーランド代表としては2017年6月には地元ポーランドで開催されたUEFA U-21欧州選手権2017の代表メンバーに招集された[35]。 ポーランド代表としては、2018年5月に2018 FIFAワールドカップの予備登録メンバーに選出されたが[36]、最終メンバーには選出されず、本大会出場はならなかった。 2018年9月11日に行われたアイルランド代表との国際親善試合で代表デビューを果たすと[37]、10月11日に行われたUEFAネーションズリーグのポルトガル代表戦で代表初得点を決めた[38]。 人物「新たなレヴァンドフスキ」「レヴァンドフスキ2世」と評されるポーランド出身のストライカー[39][40]。欧州主要リーグのデビューとなった2018-19シーズンには2019年2月13日時点で公式戦25試合で23得点というペースで得点を量産しているが、これは1980-81シーズンのアンジェイ・シャルマッフ(20試合16得点)、2005-06シーズンにイレネウシュ・イェレン(40試合15得点)が欧州主要リーグデビュー時に記録した得点を上回るものとなっている[1]。 また、ガンマンを意味する「ピストレロ」の愛称を持つが、これは得点後のゴールパフォーマンスがガンマンの姿を連想させるものだったことにちなんでいる[41]。この他、ACミラン監督のジェンナーロ・ガットゥーゾからはそのプレーぶりをロボコップに例えられているが、ピョンテク本人は「ピストレロ」の愛称で呼ばれることを希望している[2][41]。 個人成績
代表歴出場大会
試合数
得点
タイトル
脚注
外部リンク
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