ヴォイチェフ・シュチェスニー
ヴォイチェフ・トマシュ・シュチェスニー(Wojciech Tomasz Szczęsny (ポーランド語発音: [ˈvɔjt͡ɕɛx ˈtɔmaʂ ˈʂt͡ʂɛ̃snɨ], 1990年4月18日 - )は、ポーランド・マゾフシェ県ワルシャワ出身のサッカー選手。ポーランド代表。ポジションはゴールキーパー。ラ・リーガ・FCバルセロナ所属。 クラブ歴レギア・ワルシャワのユース出身。2006年にアーセナルへ移籍。同チームの下部組織で経験を積んだ後、2008-09シーズンからリザーブチームに昇格。リーグ最終戦となる5月24日のストーク・シティFC戦ではトップチームのベンチ入りメンバーに入った。 翌2009-10シーズンはブレントフォードFCにレンタル移籍し、正GKとして28試合に出場。アーセナル復帰後の2010-11シーズンは序盤こそ控えに甘んじていたがウカシュ・ファビアンスキとマヌエル・アルムニアの負傷もあって第17節のマンチェスター・ユナイテッド戦(0-1)でプレミアリーグデビューを果たした。シーズン途中から出場機会を得ると安定したパフォーマンスを披露した[4]。アーセン・ベンゲル監督から「正GKを任せられる器」という評価を与えられた[5]。 2011-12シーズンは初の開幕スタメンを獲得。アルムニアが退団した2012-13より背番号1番を継承した。 2014-15シーズン、プレミアリーグ第20節サウサンプトンFC戦に敗れた後、控室のシャワールームにて喫煙した事が問題視され、2万ポンド(約364万円)の罰金を課された。以来ダビド・オスピナにリーグ戦での出場機会を奪われてしまった[6][7]。 2015-16シーズン、チェルシーFCよりペトル・チェフが加入したことによる出場機会確保のため、ASローマへ1年間の期限付き移籍をした[8][9]。 2016-17シーズンもローマでのプレーを発表し、再びレンタル移籍した[10]。また、完全移籍の義務条項もとりつけられており、移籍金は1340万ポンドとされる。 2017年7月、ユヴェントスFCへの移籍が決定[11][12]。 2018年7月、退団したジャンルイジ・ブッフォンの背番号である1番を2018-19シーズンから着用することになった。2019-20シーズン、チームのリーグ優勝に貢献し、リーグの年間最優秀GK賞を受賞した[13]。 2024-25シーズン開幕前、ミケーレ・ディ・グレゴーリオの加入に伴い、戦力外となり、プレシーズンの試合にも呼ばれなくなった。2024年8月14日、相互合意による契約解除が決定した[14]。 2024年8月27日、自身のInstagramのアカウントにて現役引退を発表[15]。 2024年10月2日、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが負傷で長期離脱したことで即戦力のゴールキーパーを探していたFCバルセロナに加入し、現役復帰した[16]。 代表歴2009年に就任したフランツィシェク・スムダ監督の初陣となる11月14日のルーマニアとの親善試合でポーランドA代表初招集。11月18日のカナダ戦で代表デビューを飾る。2011年2月9日のノルウェーとの親善試合ではフル出場を果たした。 2022年11月、2022 FIFAワールドカップに臨むポーランド代表に招集され[17]、グループリーグ2戦目のサウジアラビアでPKをセーブして勝利に貢献、第3戦アルゼンチン戦では試合に敗れたもののリオネル・メッシのPKをセーブ、これによりチームは得失点差で決勝トーナメント進出を果たした[18]。チームはラウンド16で敗れたものの、36年ぶりのベスト16入りを果たした。 人物2022 FIFAワールドカップのグループステージ終了時点において、シュチェスニーはキャリア通算87本のPKに立ち会い、そのうち26本ものシュートを止めてきた。セーブ率は30%と高い水準を示しており、自身は「直感ではなく、ちゃんとした準備のおかげ」と述べている[19]。 個人成績クラブ
代表
タイトルクラブ
個人脚注
外部リンク
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