オーストラリア国立大学
オーストラリア国立大学(オーストラリアこくりつだいがく、英語: The Australian National University、略称:ANU)は、オーストラリア連邦の首都キャンベラにある大学。 オーストラリア唯一の国立大学で、入学難易度は非常に高いとされる。"Group of Eight" や環太平洋大学協会 (APRU)、IARU[1]のメンバー。 桂宮宜仁親王が留学したことでも有名。 2022年のQS World University Rankingsでは世界ランキング27位、オーストラリア国内と南半球の大学で1位にランクイン。2021年のTimes Higher Educationのランキングにおいては、世界59位(国内3位)にランクインしている。 1946年の設立以降、オーストラリア首相や6名のノーベル賞受賞者など、各界の著名人や研究者を数多く輩出している。 歴史「オーストラリア国立大学一般事項及びにオーストラリアの国家的重要事項に関わるテーマの大学院研究と調査」という命とともに1946年にオーストラリア連邦政府によって設立された。1960年、Canberra University Collegeとの合併により、学部が加設された。2つの部門が主にあり、リサーチと大学院教育に重点を置くthe Institute of Advanced Studies(上級教育機関)と、学部生、院生両方がいる一般教育スクール(学部)を持っている。オーストラリア国立大学は又、多くの専門スクールやセンターを持っている。 オーストラリア国立大学はオーストラリア議会議定書により、規約と体制を指示されているオーストラリアで唯一の大学である。全ての他のオーストラリアの大学は、州又は地域議会によって設立されている。大学を統治する「オーストラリア国立大学議定書1991」により、15の協議会メンバーによって統治される。 大学の構造オーストラリア国立大学の大学の現在の構造は、研究と教育を司っている様々なセンター、スクール(facultyが廃止されたため、以下、schoolを「学部」と呼ぶ)、リサーチスクール(研究学院)を擁する7つのカレッジ(学群)からなる。7つの学群は学位コースを行う他、リサーチを行う大学院生も所属している。 人文科学群
アジア太平洋学群
経済学・商学群
情報科学・工学群
法学群 医学・生物学・環境学群
物質科学・数学群
ランキング"Group of Eight" や環太平洋大学協会(APRU)のメンバーでもある。 QS World University Rankings 2021: Top Global Universitiesでは、世界総合31位、オーストラリア国内1位にランクイン。 QS Top-universities では、 芸術・社会科学16-29位、アジアパシフィックN/A、ビジネス・経済30-51位、エンジニアリング・コンピューターサイエンス41-71位、法律17位、サイエンス39-50位にランクイン。そのキャンベラという立地上、特に社会科学や人文系に非常に強みを持っている。 キャンパスオーストラリア国立大学のメインキャンパスはキャンベラの郊外、アクトンに位置のほとんどを占有する。1.45km2/350エーカーのキャンパスは低木林地、ブラックマウンテン、バーリー・グリフィン湖、ターナー地区、シティーセンターに隣接している。全部で7つのホール、カレッジのうち6はキャンパスにあり、フェナー・ホールはブラッドン地区の近くのノースブーンアベニューに位置する。 ホールとカレッジ:
10,000本以上の木があり、2003年、Silver Greenhouse Challenge Award at the annual Australian Engineering Excellence Awards を受賞。
区域オーストラリア国立大学のキャンパスは8つの区域に分かれ、キャンパスを北東から南西に流れる、サリバンクリークの西(北西)側に3つ、東(南東)側に5つある。
日本との関係日本の大学との関係においては、2014年7月、立命館大学との間でアジア研究を専門とする「共同学士課程」設立検討に関する覚書を締結した。共同学士課程の内容としては、異なる2大学が共同で学士課程カリキュラムを一から開発・運営を行い、両校の承認のもとで学士号を授与するというもので、2017年度のスタートを目指すことが決定された。この覚書締結の協議には安倍晋三首相も立ち会っており、日本政府としても支援する構えであることが発表された。 大学関係者著名な卒業生
教職員
賞オーストラリア国立大学は多くの賞のスポンサーをしている. 脚注
関連項目
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