西オーストラリア大学(にしおーすとらりあだいがく、英語: The University of Western Australia、略称:UWA)は、西オーストラリア州の州都パースに位置し、1911年2月に設立された西オーストラリア州で最も古い大学である。"Group of Eight"の中でも先導的役割を担っている公立大学のひとつである。1911年の西オーストラリア大学法の下で設立され、管理されている。
初期のキャンパスは当時「錫鉢横町」(屋根が錫でできていた)と呼ばれていたパースの中心街、ヘイ通りにあった。1930年代からキャンパスはクローリー(南緯31°58′49″ 東経115°49′7″)におかれている。CBDにあるアーウィン通りにあったことから名づけられたアーウィンストリートビルという初期の建物は、現在のキャンパスへ移され以前は議会の会議室、現在はクリケット競技場の付属建物に利用されている。
大学の建物は慈善家からの大量の寄付によって建てられたため、オーストラリア最初の「自由な」大学となった。大学は、建築・ランドスケープアーキテクチュア・視覚芸術学部、美術・人文・社会科学学部、経済・商業学部、教育学部、工学・コンピュータ・数学部、法学部、生命・物理学部、医歯学部、自然・農学部からなる。
近年、西オーストラリア大学はオーストラリアの大学の中で研究者一人当たりの研究資金が一番高く、研究者を惹きつけている。毎年外部から研究による収入7100万豪ドル以上が入り、研究に1億1700万豪ドルを使っている。犯罪研究所(the Crime Research Centre)、犯罪科学研究所(the Centre for Forensic Science)、水研究所(the Centre for Water Research)、石油・ガス工学研究所(the Centre for Oil and Gas Engineering)などの80の研究所がある。