本作のアートワークには、棺の中で眠るプレスリーの死後間もない写真が使用されている。この写真は、プレスリーのいとこによって撮影され、その後タブロイド紙『ナショナル・エンクワイアラー(英語版)』に売られたもの[3][4]。このアートワークとアルバムの性質から、歴史家のアレックス・サイフ・カミングスは本作について「キングのカタログ上のつまらない楽曲と、最も熱狂的なファンを侮辱するようにデザインされたパッケージを組み合わせたもの」と表現している[5]。本作に付いている「50,000,000 Elvis Fans Can Be Wrong(500万のエルヴィス・ファンは間違っているかもしれない)」というサブタイトルは、1959年に発売されたコンピレーション・アルバム『プレスリーのゴールデン・レコード第2集(英語版)』(50,000,000 Elvis Fans Can't Be Wrong: Elvis' Gold Records, Volume 2)のパロディで、パッケージにはプレスリーの担当医であるジョージ・ニコポウラスによる処方箋の複製品が含まれた[1]。
^Cummings, Alex Sayf (2017) [2013]. Democracy of Sound: Music Piracy and the Remaking of American Copyright in the Twentieth Century. Oxford University Press. p. 113. ISBN019067511X
Heylin, Clinton (2003). Bootleg: The Rise & Fall of the Secret Recording History. London New York: Music Sales Group; Omnibus. pp. 145-146. ISBN978-1-84449-151-3
Jorgensen, Ernst (1998). Elvis Presley A Life in Music: The Complete Recording Sessions. New York: St. Martin's Press. ISBN978-0312185725