『ライヴ・イン・メンフィス』(Elvis Recorded Live on Stage in Memphis)は、エルヴィス・プレスリーの1974年発売のライブ・アルバム。
このアルバムの「偉大なるかな神」がグラミー賞ベスト・インスピレイショナル・パフォーマンス賞を受賞し、エルヴィスにとって3度目のグラミー賞となった。
解説
1974年3月1日に始まったツアー最終日の1974年3月20日に行われたメンフィスミッドサウス・コロシアムでの録音であり、
観客12300人[1]の歓声を捉えるために会場の中と外にもマイクが設置された。
メンフィスでのライヴ録音はエルヴィスの希望でもあった。[2]
エルヴィスにとっては1961年3月にエリスオーディトリアムで行われたチャリティショー以来、13年ぶりのメンフィス公演であり、
1974年3月16日と17日にもメンフィスで昼夜2公演を行っており、合計5回のメンフィス公演で61500人の観客を動員した。
この年エルヴィスはコンサート活動に専念し、レコーディングセッションを行っていない。
新曲の録音を行っていないのは従軍中の59年と、死去した77年を除くとこの年だけである。
「レット・ミー・ビー・ゼア」は1977年のアルバム、「ムーディ・ブルー」にも再収録された。
2004年にFollow That Dreamからリミックス、リマスターを施され、未収録だった曲を収録した完全版が発売された。
2014年にはライヴ・イン・メンフィスの完全版と、Follow That Dreamで発売されていた「48 Hours To Memphis」をカップリングしたレガシーエディションが発売された。
レガシーエディションはFTD盤とは異なるミックス、リマスターであり、
ディスク2は1974年3月18日にヴァージニア州リッチモンドコロシアムでRCAがテスト録音したもので擬似ステレオである。
FTD盤にあった3曲のボーナストラックが外され、代わりにFTD盤「From Sunset to Vegas」から1974年8月16日のリハーサル録音が5曲収録されており、
『そっとさようなら』と『恋する年頃』の2曲は「ウォーク・ア・マイル・イン・マイ・シューズ ジ・エッセンシャル70'Sマスターズ」で発表されていたものである。
収録曲
オリジナル盤
A面
- シー・シー・ライダー - CC Rider
- アイ・ガット・ア・ウーマン / エイメン - I Got A Woman / Amen
- ラヴ・ミー - Love Me
- お前が欲しくて - Tryin' To Get To You
- メドレー:ロング・トール・サリー - Long Tall Sally / ホール・ロッタ・シェイキン・ゴーイン・オン - Whole Lotta Shakin' Goin' On / ママはダンスを踊らない - Your Mama Don't Dance / フリップ・フロップ・アンド・フライ - Flip Flop and Fly / 監獄ロック - Jailhouse Rock / ハウンド・ドッグ - Hound Dog
- ホワイ・ミー ・ロード - Why Me Lord
- 偉大なるかな神 - How Great Thou Art
B面
- ブルーベリー・ヒル/愛さずにはいられない - Blueberry Hill / I Can't Stop Loving You
- ヘルプ・ミー - Help Me
- アメリカの祈り - An American Trilogy
- レット・ミー・ビー・ゼア - Let Me Be There
- マイ・ベイビー・レフト・ミー - My Baby Left Me
- ローディ・ミス・クローディ - Lawdy, Miss Clawdy
- 好きにならずにいられない - Can't Help Falling In Love
- クロージング・ヴァンプ - Closing Vamp
Follow That Dream盤
- オープニング:ツァラトゥストラはかく語りき(映画「2001年宇宙の旅」より) - Introduction: Also Sprach Zarathustra (Theme from 2001: A Space Odyssey)(1:19)
- シー・シー・ライダー - CC Rider
- アイ・ガット・ア・ウーマン / エイメン - I Got A Woman / Amen
- ラヴ・ミー - Love Me
- お前が欲しくて - Tryin' To Get To You
- 恋にしびれて - All Shook Up
- スティーム・ローラー・ブルース - Steamroller Blues
- テディ・ベア / 冷たくしないで - Teddy Bear / Don't Be Cruel
- ラヴ・ミー・テンダー - Love Me Tender
- メドレー:ロング・トール・サリー - Long Tall Sally / ホール・ロッタ・シェイキン・ゴーイン・オン - Whole Lotta Shakin' Goin' On / ママはダンスを踊らない - Your Mama Don't Dance / フリップ・フロップ・アンド・フライ - Flip Flop and Fly / 監獄ロック - Jailhouse Rock / ハウンド・ドッグ - Hound Dog
- フィーバー - Fever
- ポーク・サラダ・アニー - Polk Salad Annie
- ホワイ・ミー・ロード - Why Me Lord
- 偉大なるかな神 - How Great Thou Art
- サスピシャス・マインド - Suspicious Minds
- イントロダクション - Introductions
- ブルーベリー・ヒル / 愛さずにはいられない - Blueberry Hill / I Can't Stop Loving You
- ヘルプ・ミー - Help Me
- アメリカの祈り - An American Trilogy
- レット・ミー・ビー・ゼア - Let Me Be There
- マイ・ベイビー・レフト・ミー - My Baby Left Me
- ローディ・ミス・クローディ - Lawdy, Miss Clawdy
- 時の経つのは早いもの - Funny How Time Slips Away
- 好きにならずにいられない - Can't Help Falling In Love
レガシー・エディション
ディスク1
- オープニング:ツァラトゥストラはかく語りき(映画「2001年宇宙の旅」より) - Introduction: Also Sprach Zarathustra (Theme from 2001: A Space Odyssey)(1:19)
- シー・シー・ライダー - CC Rider
- アイ・ガット・ア・ウーマン / アーメン - I Got A Woman / Amen
- ラヴ・ミー - Love Me
- お前が欲しくて - Tryin' To Get To You
- 恋にしびれて - All Shook Up
- スティーム・ローラー・ブルース - Steamroller Blues
- テディ・ベア / 冷たくしないで - Teddy Bear / Don't Be Cruel
- ラヴ・ミー・テンダー - Love Me Tender
- メドレー:ロング・トール・サリー - Long Tall Sally / ホール・ロッタ・シェイキン・ゴーイン・オン - Whole Lotta Shakin' Goin' On / ママはダンスを踊らない - Your Mama Don't Dance / フリップ・フロップ・アンド・フライ - Flip Flop and Fly / 監獄ロック - Jailhouse Rock / ハウンド・ドッグ - Hound Dog
- フィーバー - Fever
- ポーク・サラダ・アニー - Polk Salad Annie
- ホワイ・ミー・ロード - Why Me Lord
- 偉大なるかな神 - How Great Thou Art
- サスピシャス・マインド - Suspicious Minds
- イントロダクション - Introductions
- ブルーベリー・ヒル / 愛さずにはいられない - Blueberry Hill / I Can't Stop Loving You
- ヘルプ・ミー - Help Me
- アメリカの祈り - An American Trilogy
- レット・ミー・ビー・ゼア - Let Me Be There
- マイ・ベイビー・レフト・ミー - My Baby Left Me
- ローディ・ミス・クローディ - Lawdy, Miss Clawdy
- 時の経つのは早いもの - Funny How Time Slips Away
- 好きにならずにいられない - Can't Help Falling In Love
- クロージング・ヴァンプ - Closing Vamp
ディスク2
- オープニング:ツァラトゥストラはかく語りき(映画「2001年宇宙の旅」より) - Introduction: Also Sprach Zarathustra (Theme from 2001: A Space Odyssey)(1:19)
- シー・シー・ライダー - CC Rider
- アイ・ガット・ア・ウーマン / アーメン - I Got A Woman / Amen
- ラヴ・ミー - Love Me
- お前が欲しくて - Tryin' To Get To You
- 恋にしびれて - All Shook Up
- スティーム・ローラー・ブルース - Steamroller Blues
- テディ・ベア / 冷たくしないで - Teddy Bear / Don't Be Cruel
- ラヴ・ミー・テンダー - Love Me Tender
- メドレー:ロング・トール・サリー - Long Tall Sally / ホール・ロッタ・シェイキン・ゴーイン・オン - Whole Lotta Shakin' Goin' On / ママはダンスを踊らない - Your Mama Don't Dance / フリップ・フロップ・アンド・フライ - Flip Flop and Fly / 監獄ロック - Jailhouse Rock / ハウンド・ドッグ - Hound Dog
- フィーバー - Fever
- ポーク・サラダ・アニー - Polk Salad Annie
- ホワイ・ミー・ロード - Why Me Lord
- サスピシャス・マインド - Suspicious Minds
- イントロダクション - Introductions
- 愛さずにはいられない - I Can't Stop Loving You
- ヘルプ・ミー - Help Me
- アメリカの祈り - An American Trilogy
- レット・ミー・ビー・ゼア - Let Me Be There
- ローディ・ミス・クローディ - Lawdy, Miss Clawdy
- 時の経つのは早いもの - Funny How Time Slips Away
- 好きにならずにいられない - Can't Help Falling In Love
- クロージング・ヴァンプ - Closing Vamp
- ダウン・イン・ジ・アレイ - Down In The Alley
- グッド・タイム・チャーリー - Good Time Charlie's Got The Blues
- そっとさようなら - Softly As I Leave You
- 愛は面影の中に - The First Time Ever I Saw Your Face
- 恋する年頃 - The Twelfth Of Never
参加ミュージシャン
- エルヴィス・プレスリー - Elvis Presley ヴォーカル、ギター
- ジェームズ・バートン - James Burton リード・ギター
- ジョン・ウィルキンソン - John Wilkinson リズム・ギター
- チャーリー・ホッジ - Charlie Hodge ギター、ハーモニー・ヴォーカル
- ロニー・タット - Ronnie Tutt ドラム
- デューク・バードウェル - Duke Bardwell ベース
- グレン・D・ハーディン - Glen D. Hardin ピアノ
- ザ・スウィートインスピレーションズ - The Sweet Inspirations バッキング・ヴォーカル
- キャシー・ウェストモートランド - Kathy Westmoreland バッキング・ヴォーカル
- J.D.サムナー&スタンプスカルテット - J.D. Sumner & The Stamps バッキング・ヴォーカル
- ジョー・ガルシオ&ジョー・ガルシオ・オーケストラ - Joe Guercio & Joe Guercio orchestra オーケストラ
脚注
- ^ ザ・キング・オブ・ロックン・ロール コンプリート50’sマスターズ ライナーノーツ 82P
- ^ ライヴ・イン・メンフィス レガシー・エディション(SICP-4122/3) ライナーノーツ
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主なシングル | |
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スタジオアルバム | |
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サウンドトラックアルバム | |
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EP | |
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ライブアルバム | |
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コンピレーションアルバム | |
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ボックスセット | |
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伝記映画 | |
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ドキュメンタリー | |
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テレビ特別番組 | |
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ステージショー | |
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関連人物 | |
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関連記事 | |
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