イゴール・フラガ
イゴール・オオムラ・フラガ(Igor Omura Fraga, 1998年9月26日 - )は、ブラジルのレーシングドライバー、Eスポーツプレイヤーである。 石川県金沢市出身[1]、ブラジル・ミナスジェライス州イパチンガ育ち。日系ブラジル人4世。 経歴2004年、父が購入したドライビングシミュレーター『グランツーリスモ』をプレイし始め、同時期にキッズカートを始める。同年と2005年にびわこSLシリーズ・キッズカート部門で連覇[2]。同期に牧野任祐・小高一斗・阪口晴南らがいる[3]。 2009年、リーマン・ショックによる父の日本事業の影響と、スポンサーの撤退が相次いだため、一度はレース活動から引退し、翌年の小学校(金沢市立三和小学校)卒業を待って両親と共にブラジルへ帰国。 この間、SCEと日産自動車が主催するレーシングドライバー養成プログラム「GTアカデミー」に参加。 2014年、レース活動を再開。翌2015年から3年間ブラジル・フォーミュラ3選手権に参戦。2017年にアカデミークラス年間総合優勝を果たす。同年には並行してメキシコで開催されたNACAM F4選手権にも出場し、年間総合2位を獲得。 2018年にはUSF・2000選手権に参戦し、年間総合4位(うち表彰台3回)を獲得。並行して同年より創設されたFIAグランツーリスモ チャンピオンシップの国別対抗個人戦部門「ネイションズカップ」にて初代王者に輝いた[4]。 2019年に欧州へ渡り、同年フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権、翌2020年FIA F3選手権に参戦。同年レッドブル・ジュニアチームに加入したが[5]、新型コロナウイルス感染拡大の影響でレース活動が制限された事もあり同年脱退。 2022年、活動拠点を日本へ移し[6][7][8]、スーパーフォーミュラのeモータースポーツアンバサダーに就任[9]。翌2023年、B-MAX RACINGから全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に、アネスト岩田からSUPER GT GT300クラス(パートナーは古谷悠河)にそれぞれ参戦。 2025年、前年限りで引退した山本尚貴の後任としてNAKAJIMA RACINGからスーパーフォーミュラに参戦[10]。 人物マルチリンガルであり、母国語のポルトガル語の他に、英語、日本語、スペイン語が話せる[11]。特に日本語は敬語を含めた日常会話も全く問題なく、同じくSUPER GTに参戦しているジュリアーノ・アレジと同様、日本でのメディア対応も通訳なしで行える。 レース戦績略歴
U.S. F2000 ナショナルチャンピオンシップ
フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップ
トヨタ・レーシング・シリーズ
FIA フォーミュラ3選手権
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
SUPER GT
スーパーフォーミュラ
脚注注釈
出典
外部リンク
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