くるる (東京都府中市)
くるる (kururu) は、東京都府中市の府中駅南口に立地する複合商業施設。2005年(平成17年)3月17日開業[2]。同日、中核施設となるシネマコンプレックス「TOHOシネマズ府中」が開館している[7]。府中駅南口市街地再開発事業計画により建設された。 キャッチフレーズは「府中のまんなか、あったかパーク。」[8][6]。名称の「くるる」は、建設中に現場から出土した「くるる鉤(かぎ)[9]」にあやかっている。正式名称は「くるる」だが[8]、地名を付して「府中くるる」とも称する[10][11][12]。羊の「ひるる」と「よるる」がイメージキャラクター[13]。 概要府中駅南口市街地再開発事業計画の一環として、1995年に閉店した西友府中店と駅前商店街を含む跡地にオープンした。京王線府中駅南口改札からペデストリアンデッキによってフォーリスおよびミッテン府中(旧伊勢丹府中店)と直結している。その後、再開発事業の進展に伴い武蔵府中ル・シーニュの開業と同時にデッキが延伸され、フォーリス、くるる、武蔵府中ル・シーニュの3つの再開発ビルがデッキにより結ばれた。また府中駅構内の連絡通路によりぷらりと京王府中(旧称:京王府中ショッピングセンター)にも直結している。 商業棟と住宅棟で構成され、2棟は一体化しており、住宅棟は日本綜合地所の地上28階建て高層マンション「グランタワー府中ラ・アヴェニュー」が建設された。商業棟は地下2階・地上7階で、中央部分が吹き抜けのオープン型モールとなっている。商業ゾーンには映画館、ファッション、ファーストフード、レストランなどのほか、再開発前に営業していた中小店舗も入店している。くるる駐車場を併設する。くるる駐車場は、機械式駐車場で、地下2階にある。 2016年9月1日より、丸紅リアルエステートマネジメントが「くるる」のプロパティマネジメント (PM) 業務を開始した[5][6]。テナント出店やイベントなどの管理業務については「くるる管理事務所」として、株式会社エム・エス・シーが実施している[14][4]。 開業時に核店舗として、府中市では初となるシネマコンプレックスのTOHOシネマズ府中と、大型玩具店のトイザらス府中駅前店が出店したが、トイザらスは2020年3月31日に閉店[15]。府中駅南口再開発で誘致した大型店舗としては、2019年9月30日に閉店した伊勢丹府中店以来の撤退となった[15]。京王電鉄が運営する駅ビルに加え、再開発ビルが3つも建設されたことでオーバーストアになっている状態が懸念されており、「府中市中心市街地活性化ビジョン」の下で府中市、まちづくり府中、地元商店街、観光施設などの協力により中心市街地活性化が図られている[16][17]。
主な店舗地下1階
1階
2階
3階4階
5階TOHOシネマズ府中9スクリーン、1,990席(車椅子16席)を完備するTOHOシネマズが運営するシネマコンプレックス。2016年12月に「MediaMation MX4D」を導入。
交通アクセス周辺
脚注
関連項目
外部リンク
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