大相撲平成20年11月場所(おおずもうへいせい20ねん11がつばしょ)は、2008年11月9日から11月23日まで福岡国際センターで開催された大相撲本場所。
幕内最高優勝は、横綱・白鵬翔(13勝2敗・3場所連続9回目)。
場所前の話題など
関脇・安馬が7月場所で10勝5敗、9月場所で12勝3敗と好成績を残していることから、大関獲りの場所となった。
番付・星取表
優勝争い
前場所途中休場の朝青龍は初日から休場し、白鵬が初日に安美錦に敗れ、黒星スタートとなった。また、大関獲りの安馬も3日目から連敗し、一時期は大関獲りが危ぶまれた。そのなかで雅山が初日から7連勝と好調で、10日目を終えて雅山と白鵬が1敗、安馬と把瑠都が2敗で追う展開となった。雅山が終盤に上位陣に当てられて脱落し、把瑠都も終盤に崩れた。12日目に白鵬と安馬の直接対決が組まれ、安馬が下手投げで勝ち両者2敗となった。最終的には両者13勝2敗同士の優勝決定戦にもつれ込み、白鵬が上手投げで勝ち3場所連続9回目の優勝を決めた。三賞は白鵬に土をつけた安美錦が殊勲賞を受賞し、13勝2敗の優勝同点だった安馬に技能賞、11勝4敗の好成績を残した嘉風に敢闘賞が贈られた。
各段優勝・三賞
- 幕内最高優勝 白鵬 13勝2敗(3場所連続9回目)
- 十両優勝 翔天狼 12勝3敗
- 幕下優勝 琴国 7戦全勝
- 三段目優勝 乾王 7戦全勝
- 序二段優勝 慶 7戦全勝
- 序ノ口優勝 若駿河 7戦全勝
トピック
- 関脇・安馬が13勝2敗の好成績を挙げ、白鵬との優勝決定戦には敗れたものの技能賞を獲得。直近3場所で35勝を挙げ、場所後大関に昇進した。
参考文献